『…チャンミンさん!!妹さんご紹介していただいてありがとう!!』
お屋敷を訪ねて来られてしばらくしてスジさんから連絡があった
すごく明るい声で
『…妹さん…スヨンさんって私よりずいぶん年下なのにしっかりした方なのね~!?』
「…え?あ、そうですか?」
『…スヨンさんにね!?『母親になるのに年齢制限なんてありませんよ!?同じように産みの苦しみを経験した者同士なんだから堂々としていたらいいんですよ!!』って言われて私…はっ!!として…歳にこだわる必要はないんだ!!って…』
興奮したように話すスジさん
『…それでね?勇気を出して公園で娘と同じような月齢の子供さんのママ達に声をかけてみたの!!そしたら『ずっと気になっていたんです…でも声をかけづらくて』って謝られたの…私が一歩踏み出せばよかったのよね~』
「…よかった!!ママ友になれたんですね!?」
『…そうなの!!今では一緒にランチしたりするほど仲良しなのよ!!』
「…うわぁ~!!よかったですね!?」
『……ほんとにチャンミンさんのおかげだわ…ありがとう!!』
「…いいえ∼僕は何にもしてないですよ~でもよかった…スジさんの明るい声が聞けて」
『…!!…チャンミンさんっ!!』
「…愚痴くらいならいつでも聞きますから遠慮しないで連絡くださいね?」
『…ありがとう!!こんな私の為に…』
「…何言っているんですか?スジさんは僕の大切な友人なんですから!!友人の力になるのは当たり前じゃないですか?」
『…!!!…』
スジさんは 何度も
『ありがとう』
と言って電話をきった
僕は親になる事は出来ないから
子育ての大変さはわからないけど
でも
わからないながらも 友人が悩んでいるのなら少しでも力になりたい
そう思っている
「……お前強くなったなぁ~?」
ユノにそう言われて
「…そうですか?」
「…以前のお前ならそんな相談にはのれないくらい落ち込んだんじゃないかな?」
「…あ〜うん確かに…ふふ…歳をとると人間図太くなるんですよね~」
そう
以前の僕なら
ユノに『後継者』を残せない事を悩み 傷ついていただろう
『隠し子騒動』のイ·テミン君の事も
本当にユノの子供だったら…
と思った事もあったけれど
でも
何よりもユノが僕の事を今でも変わらず大切に思っていてくれるから
乗り越えられると思った
「…ユノ…」
「…ん?」
「……僕は本当に幸せです」
「…チャンミナ♡」
「……!!∥∥∥あ!?だ、だから!!そうじゃなくて!!∥∥∥」
「…なんだよ~その気にさせたのはチャンミナだからな~!!?」
「…∥∥∥ばっ!!ばかぁ~!!∥∥∥」
…♡♡♡…
な、なんでこうなるんだ(TT)
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