「…う～っ!!終わった～!!」
今日最後の書類に目を通しサインをして業務終了♡
「…お疲れさまでございました」
「…ああ お前達もお疲れさん…遅くなってしまったな?」
「…私共は大丈夫でございますがチャンミンさまは首を長くしてユノさまのお帰りをお待ちでございましょうね?」
「…そうだな～」
今日は取引先との会議が長びき午後からの仕事が大幅に遅れてしまった
定時より２時間近く遅い退勤となってしまった
「…先ほどチャンミンさまに間もなく会社を出る事をご連絡させていただきました」
「…あ!!そういえば連絡してなかった!!悪い…気を遣わせたな～で?チャンミナは何て?怒っていなかったか?」
「…お帰りになる時間に合わせてお料理をお作りになるそうでございます」
「……そう言われたら急に腹が減ってきた」
「…チャンミンさまのお料理はやたらなレストランより美味でございますからね～」
「…『旦那さま』のお帰りに合わせて…なんて出来た『奥方さま』でしょう」
「…ユノさまは『本当に』!!!果報者にございますね～羨ましゅうございます」
「………そんな強調しなくても」
まぁ確かにこいつらの言うとおりなんだけどさぁ〜
有能な社長秘書だったチャンミナが
俺と『結婚』する為に退職して『専業主夫』となってくれた
(チャンミナの雇用先の社長はじめ社員みんなに散々嫌み言われて恨まれたけどな）
20年近く
俺を支えて チョン家を守ってくれる愛しくて頼もしいパートナー
チャンミナのおかげで俺はこうして毎日仕事が出来ている
「……ほんとに俺には『過ぎた嫁』だよな～💨」
「…それはユノさまがチャンミンさまを誰よりも大切にお思いなのが伝わるからでございますよ」
「…そうかな?」
「…はい…ですからチャンミンさまもユノさまを支えていこうとお思いなのでございます」
「……まぁチャンミナのおかげで今の俺がいるわけだからな～」
「…素敵な『ご夫夫』でございますね～」
「…お帰りなさいユノ…お疲れさまでした」
「…ただいま…遅くなってごめん」
「…何を言っているんですか?お仕事なんですから…お腹すいたでしょ?今日はあなたの大好きなものたくさん作ってありますよ(^^)」
笑顔で出迎えてくれる『愛妻』
「…楽しみだぁ～♡」
「…ふふ…」
秘書達に労いの言葉をかけ
「…明日もよろしくお願いします」
と頭を下げるチャンミナ
ほんとにほんとに
出来たパートナーだ
チャンミナの美味い料理を堪能して
そして
「…チャンミナ∼♡♡」
「……∥∥∥∥」
平和な一日が過ぎていく
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