ひとり親になり引っ越してきた田舎。
田舎にはメジャーではないお店が沢山ある。
物によってはとても安く購入でき、有難く利用していた。
仕事の合間にバスタオルを購入しようと衣料店へ。
そこはとても広い駐車場でいつ行っても店舗入り口傍に停められる。
買い物を終え駐車場へ向かい、車に荷物を入れようかと思ったその時
左隣に1台のセダンがバックしてきた。
ぶつからないけれど、そんなに斜めに停める?ってくらい曲がってバック。
私は荷物を入れる手を止め、その車が止まるまで自分の車後方で待機した。
セダンのエンジンが止まり、運転席のドアが開いた。
『ガンっ』
あー…今、ぶつかったね。
結構勢いよくあけたよね。
降りてきたのはおじいさんとおばあさん。
運転者はおじいさん。
80オーバーかな?と思った。
目があった。
私はすぐに傷を確認。
傷もついているしへこんでいる。
2cm弱くらいだけど、ショック。
謝罪があるかな?と思ったら
『え?ぶつかった?どれ?』
『あー、ここ?こんなのちょっと磨いたら消えるでしょ』と。
先ずは謝るのが先ではないのか。
呆れてしまった。
もちろん、言う事は言ったけれどおじいさんは強気。
おばあさんは品の良さそうに見えるけれど、おじいさんの言いなり。
その後、私を無視しておじいさんは店内へ。
おばあさんにお名前と連絡先を教えてもらい、
写真を複数枚撮りモヤモヤした気持ちを抱えたまま帰宅した。
(すぐその場で警察へ連絡すればよかったが、諸事情で。)
帰宅後、落ち着いてから警察へ電話相談。
次の日に相手方と現地へ集合する段取りがついた。
ここから爺の暴走が始まる。
つづく