ぐるぐると考えた。 | ''tmj-online'' シェフの気まぐれブログ。

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香織@vocal&増野貴倫@iPad/Macによる、
男女2人組み打ち込み系音楽人「tmj-online」の気まぐれブログです☆彡

気がついたらもう一週間以上経ってしまっていて
この間自分が何をしただろうと考えると、大したことは何も出来ていなかったと思う。

現状、いろんな人のいろんな意見が飛び交っている。

価値観の過剰流出。

飽和なんて状態はもうとっくに通り越していて、
頭の中はドロドロ、グチャグチャとしていた。

その一方でこうやって思考を巡らせていられるのは
ある種まだ余裕のある証なのだろうと思ったりもする。


そんな中、歌を作ろうと思った。


今回の地震を受けて曲を作ってる、もしくはもう作ったって人はいっぱいいると思う。
でも時間が経つにつれてそれが本来の意図を見失って、ただのムーブメント化してるだけのような気もしてきた。

自分もそれに乗っかろうとしてるだけなんだろうか。

だとしたら歌ひとつ作ったところで一体何になるというのだろう。

そもそもどんな言葉をかけてあげられる?

自分より遥かにしんどい状況の中、文字通り「命がけ」で生きている人に向かって
「大丈夫」だとか「頑張ろう」なんて言葉をかけるのはなんか違う気がする。

家族も家も全てなくしてしまった人を目の前にした時、
「ひとりじゃないよ」なんて言葉は口が裂けたって言えないと思う。


私の立場から言える事などきっとないのだろう。


それでも、どうしても理由が必要なんだ。
何気ない日常を歌うのとは訳が違うんだから。

こんな自分でも歌に込める事の出来る想いって何だ。


その結果行き着いたのは、歌を「記録」として残す事。

今回の出来事、自分がした事、感じた事をそのまま歌にする。

時が流れて、今回の出来事がいつか教科書の1ページに収まってしまう日が来ても、その歌を歌い続けていく。
想いまで歴史の中に埋もれてしまわないように。

被災地に元気を与えられる力はないけれど、
これなら無名の私にも出来る気がする。


励ましだなんて傲慢な気持ちではなく、
一方的にメッセージを押しつけるでもなく、

ただただ生きていてくれた事への感動を残せたら。

それをずっと先の未来へつないでいけたら。


そんな歌を、作るんだ。


シリアスなブログは今回で最後にしたいな、出来れば。
次からは普段通りに書こう!と思う!



◇ライブ予定◇
3月31日(木) 田町QuarterNote
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4月26日(火) 大塚Deepa
5月 8日(日) 田町QuarterNote