何度かブログで取り上げた、検察庁法改正
案が、正式に先送りになりましたね。





いや〜、ひとまず安心しました^^;


Twitterでは1000万を超える抗議、芸能人、
著名人、検察庁OB、特捜部OB、2000名
を超える弁護士が抗議し廃案を求める
未曾有の騒動に発展。

自民党支持率は37%まで急落しました。
(まだ37%もあるのが不思議ですが……)
さすがに与党と内閣も、これ以上は
マズイと判断しましたね。まぁ、崖っぷち
で賢明な判断をしたとは思います。


安倍さんは昨夜、「公務員の定年延長に
ついて、国民に理解いただけるように
今後も丁寧な説明を云々……」
とコメントしていたけど、もう、話をすり
変えていましたね💢


公務員の定年延長には野党も抗議した人も
反対していません。【検察庁法改正案の
検察官の定年延長特例】が問題だと言って
いるんです。
たぶん、安倍さんは百も承知ですり替え
コメントしたんでしょうが、「そこじゃ
ねーだろーっ‼️」って、ますます有権者
の反感を買うってなぜわからないのか?


しかも、廃案や定年延長特例を切り離す
意向はないようで、このまま次の国会に
持ちこすつもり。
なぜここまで、この悪法と黒川氏に拘る
かと言えば、公訴時効狙いしかないです。
(あくまで僕の見解ですよ)


本件の報道を、ワイドショーやニュースで
観ていると「黒川氏の定年を1月31日に
閣議決定した」ことから、話がおかしく
なったと、1月31日の閣議決定を起点に
説明しています。

たしかに、検察庁法に規程が無い検察官の
定年延長を、国家公務員法を持ち出して、
しかも、議事録もなしに口頭だけで
閣議決定したことも、大問題です。
弁護士さんが違法だ‼️ と指摘するのは
その通りです。


黒川氏の誕生日が2月8日(=定年の日)
だから、1月中に慌てて閣議決定し、
半年延長したのですが、ではなぜ、こんな
無理筋な閣議決定を大慌てで実施したのか?


それは、1月中旬に安倍さんに対して告訴状が
出たからです。訴状先は東京地検で、容疑は
桜を見る会における公職選挙法違反です。




ご覧のとおり、
神戸学院大学法学部教授の上脇氏らが、
安倍さんを告訴しています。
これが1月中旬です。


これに焦った安倍さんは、急いで1月31日
に黒川氏の半年間の定年延長を閣議決定
して、この無理筋な閣議決定を正当化する
ために、検察庁法改正案(の定年延長特例)
を、公務員の定年延長法案にくっつけて
法制化しようとしたのです。

ネットで拾えますが、昨年10月に法務省が
提示した国家公務員の定年延長改正案で、
検察庁法改正は不要だと明記してあります。
それが、安倍さんが告訴されてから慌てて
、先ずは黒川氏の勤務延長をしておいて、
今回の法案にくっつけた。


安倍さんは、1月中旬に告訴されたから
無理筋な法改正に走ったのです。
これがトリガーなんです。
しかし、どのマスメディアも、告訴状が
出ている件には触れていません。
今日の坂上忍さんのバイキングでも、この
件に時間を割いていたけど、やはり1月31日
以降の話しかしてなかった。
僕は報道規制が敷かれていると思います。


あと、なぜ安倍さんが黒川氏に拘るかと
いえば、ご存知のように黒川氏は、森友
事件に関与した財務省職員37名を、全員
不起訴にしているからです。


もし、このまま法案が通っていれば、
黒川氏は2025年まで検事総長の座に座り
ます。法の施行が先だから黒川氏は無関係
という報道もありますが、デマです。


黒川氏が検事総長の間に、東京地検が
安倍さんを捜査・起訴しなければ、
背任罪の告訴は時効を迎えます。
桜の件も不問ということです。


広島地検が河井安里議員を捜査して、
色々と明るみに出てきていますが、これも
金の流れを追っていけば、安倍さんに
辿り着くと思われ、安倍さんは戦々恐々
としていることでしょう……


この曰く付きの法案は継続審議される
ことになりましたが、果たして秋まで
安倍さんが首相でいるか、僕には甚だ
疑問です。


最後に。
黒川氏は現在も定年延長で勤務を続けて
いますが、あくまでも、閣議決定で決ま
っただけであり、法制化はされていませ
ん。つまり、黒川氏はまだ、検察庁法を
遵守する立場なわけで、現在の勤務延長
そのものが違法になります。
捜査・起訴を一人で行える強力な権限を
持つ検察官が、法を犯している。
黒川氏は即刻、辞任すべきでしょう。