およそ3か月ぶりに、新作小説を公開しま
した。
表紙はホラーっぽいけど、ホラーじやない
です^^;
闇カジノを経営する男が、中学生の息子の
ために奔走する話です。
トランプのブラックジャックを題材にした
ギャンブル小説でもあります。

ご興味いただけたら、↓からご覧ください^ ^



以下余談です。

今回の小説は、脚本家スクールの課題用に
考えた話を、小説にしたものです。


しかも原作がありまして、それは僕が以前
に書いた「嘘塗れの利一」という娯楽小説
です。

脚本家スクールでは、はじめにあらすじを
提出します。
あらすじにOKが出たら、そこから脚本に
仕上げます。
僕は迷わず(少しは考えたけど^^;)
「嘘塗れの利一」のあらすじを提出しま
した。


ところが、担当のO先生(現役の大御所)
から、大幅な直しを言い渡されました^^;
出来事は起きているけど、ドラマが無い!
——  出来事はドラマじゃないの?
—— 出来事とドラマの違いって?
かなり、悩みました^^;


原作の小説では、主人公の息子は6歳でし
たが、先生のアドバイスで中学生に変更。
その他、諸々手を入れるうちに、原作とは
まったく異なる展開にせざるを得ず、
今回の小説の形に、落ち着いたわけです。


O先生が、6歳の息子を中学生に変えたら
と言った根拠は、その方がドラマになる
から。
6歳の子よりも、中学生の方が自我が芽生
えています。息子の自我と主人公の自我が
ぶつり葛藤が生まれる。
O先生が受講生に伝えたいのは、葛藤その
ものがドラマであり、人間を描くことだと
いうこと。と、理解しました。


新作の「DOUBLE DOWN」で、どれほどの
ドラマを描けたかわかりません。
でも、悩んだ分、思い出深い作品になり
ました^ ^