見学に行ったエリアコンテスト。そこで優勝しディビジョンコンテストへの切符を掴んだのは溝ノ口トーストマスターズクラブ、Y崎A子さん。
スピーチ内容は、人は限りある時間の中で生きている、その時間の中で夢に向かい挑戦することがどれだけ大切か。自分自身の演劇への挑戦、そして指針となった叔父さんの生き方を通してそのことを知った。”いつかきっと”は絶対に来ない、貴方が動き出さない限り。貴方は、今を生きていますか。というもの。
演劇をされていることもあって声の通りも良く、派手なパフォーマンスではありますがシンプルで力強いメッセージでした。そして最後に、はにかみながら聴衆に語り掛ける。パワーのあるスピーチ内容との対比が良く出ており、聴衆の気持ちをしっかりと惹きつけています。
何より、純粋に感動しました。
良いスピーチを聴かせてもらったなぁ。。
と同時に、
ディビジョンコンテストは、この人が相手か~。。。
ディビジョンコンテストは、この人が相手か~。。。
複雑な気持ちでした。
自分自身もクラブからエリア、ディビジョンとスピーチを改良してきたのですが聴衆に与える影響の違いは明白でした。
自分自身もクラブからエリア、ディビジョンとスピーチを改良してきたのですが聴衆に与える影響の違いは明白でした。
この時点でディビジョンコンテストまで約1週間、全面的にスピーチ内容を作り直す時間も、またY崎さんのスピーチを上回る内容のスピーチを作り直す能力も私には有りませんでした。
ただ、唯一勝機が見いだせるとしたら。
おそらく、スピーチ順による効果が良い方に傾いた時だな・・・。
スピーチコンテストでは、結構このスピーチ順が響きます。
4~8名程度で行うスピーチ大会の場合、1番手というのは、会場の雰囲気をも作る必要が有り、審査員としてもウォーミングアップや採点基準の確認の感覚で臨む場合があるので、中々に難しいのです。
おそらく、スピーチ順による効果が良い方に傾いた時だな・・・。
スピーチコンテストでは、結構このスピーチ順が響きます。
4~8名程度で行うスピーチ大会の場合、1番手というのは、会場の雰囲気をも作る必要が有り、審査員としてもウォーミングアップや採点基準の確認の感覚で臨む場合があるので、中々に難しいのです。
後に参加する弁論大会では、この1番手の不利を軽減すべく、1番手の話し手の前に「基準弁論(スピーチ)」というものを入れており、これは良い方法だなぁと思ったものです。
また、どうしてもコンテストでのスピーチはその前後のスピーチと比べられがちであり、その意味でも、スピーチ順が最後だと、次のスピーチを考えなくて良い分、印象に残りやすくなります。
とすると。
今回のコンテスト出場者は6名、Y崎さんが1番手で自分が最後であればあるいは・・・。
そんな思惑が頭をよぎりました。もちろん、他の出場者が良いスピーチをする可能性もあります。その場合は、まったく仕方ない話です。逆に最も避けたい順番は、
自分のスピーチの後、それも直後にY崎さんがくること、だな・・・。
パワーの差が比較されることで、鮮明になってしまう展開。その中でも一番痛い展開は、自分が5番でY崎さんが6番(最後)の話し手となった場合。
まあ、考えても仕方ないか。
そもそも、自分でスピーチ順など決められないので最初からどうしようも有りません。全力でやるしかないか。私は、そう腹を括って準備を進めました。
そして、ディビジョンコンテスト当日。運命?のスピーチの順番決めの時間。
「5番」
「5番」
・・・
・・・
嫌な予感しかしない・・・。
「・・・5番手は能城さん、6番手、最後のスピーカー(話し手)がY崎さんです」
コンテスト委員長の順番確認が終わりました。
予想する限り、最悪のスピーチ順だなぁ。。
予想する限り、最悪のスピーチ順だなぁ。。
こうして、2014年春季ディビジョンD国際スピーチコンテストの幕が開けました。