基本マニュアルの最後を飾る10番目のスピーチは「聴き手を奮い立たせるスピーチ」。
マニュアルには高い意識へと聴き手を鼓舞すること、そのために自分自身の経験をストーリーやエピソードとして、時に引用を使用して聴き手のニーズや気持ちに訴えることが目標とありました。
ですが。。
今までの、話というものは楽しく話すことや面白い話をするというものをメインで考えていた私には、そんな周りを鼓舞するような強力な動機
なんてありませんでした。
そもそも、今までそんなに高い意識を持ったことなんてあっただろうか。
大上段から、社会の理想である世界の平和のためや日本の国益を話すとかなのだろうか。
思い悩みました。
・・・
やっぱり、思いつきません。
しっかりとした目標。何かをしたいという夢。無かったよな。
考えてみれば、自分は人生に真剣に取り組んだことなんて無かったのかもな。。
寂しい気付きでした。
・・・
じゃあせめて、自分のした凄い体験!その話でみんなを話しに引き込もう!!
・・・
そんな経験もありません。
そうだよな。。失敗するのが怖くて、見放されるのが怖くて、何かに挑戦した、なんてことも無かったよな。。
悲しい発見でした。
・・・
スピーチを考える程に気持ちが沈んで行きます。
ですが、沈んだ底には、
ありました。
・・・
ならせめて、
自分が少しずつ変わりはじめた、小さな変化。
その時の話をしようか。
そして私はスピーチ原稿を書き上げました。