さて、前回も触れましたが、このブログでは「5割の出来でいいから英語で伝える」ことを一つの目標としています。


5割と言ってもあなどるなかれ、人の会話は50%は同じことを繰り返してしゃべっている、という話を聞いたことがあります。そう言えば自分が普段話している内容を思い返すと、そんな気がします (話しがくどいだだけか!?)


だからその5割に、伝えたいことの要点が入っていれば、誤解を招かずコミュニケーションがとれるということになります。


前回和文和訳例として、

「この頃元気がないみたいだね。何かあったの?」

という文をあげました。


「この頃元気がないみたいだね」という日本語らしい主語のない文を、

「あなたは元気がない。」

と言う主語のある英語になりやすい文に和訳しました。

これは「誰が~である」というbe動詞を使うS+V+C (第2文型)の否定文を使うと

You are not well.
You are not fine.

と言えます。元気がない「みたい」というニュアンスは落ちていますが、5割以上伝わります。この要旨・骨組みが出来た後で、応用として同じ第2文型で

You don't look well/fine these days.
「あなたはこのところ元気がないように見える。」

とニュアンスも出せる表現を使えるようになればいいのです。


それに続く、

「何かあったの?」

という文は非常に短い文ですが、主語は「何か(が)」、動詞が「あった」。前回書いた通り、特に和文和訳せず「~がある」をあらわす there is/are という便利な倒置の第2文型が使って、過去疑問文ですから、英語言うと、

Was there something?
Was there anything?
(*何か=somethingは、疑問文ではanythingになると習いました。あったことが確実な時は疑問文でもsomethingを使うようです。)

と直訳することも出来そうです。「この頃元気がないみたいだね。」(You don't look well these days.) の後にこう言えばまぁ通じるでしょう。ただ、この文だけあったら、漠然としていて何のことだかわかりません。


日本語はハイコンテクスト言語と呼ばれ、共通の知識・体験・文化・価値観などの「文脈」に依存し、具体的に細かく言わず、「皆まで言わなくてもわかるだろう、空気・行間を読めよ。」という言語です。反対に英語はローコンテクスト言語で、具体的に言わないと通じない言語と言われています。


ですから英会話(=瞬間英作文)の前処理として、和文和訳する際に、大事なコツは「要するに何が言いたい?」と要約する力に加え、「もっと具体的に言うとどういうこと?」という具体化する力なのです。


「何かあったの?」に戻って、もっと具体的に、と考えると、元気がないわけですから「何か」は悪いことを指しているはず。つまり「何か悪いことがあったのですか?」というのは具体化の一例です。英文では例えば、

Was there anything wrong/bad?

などと言えます。


「具体的に」という視点で、文脈から「何か」=「問題」と考えると、前回も書いたように、「あなたは」を主語にして、「have 」(~を持っている) を使うこともできます。和文和訳としては、「あなたは問題を持っていますか?」です。英語にすると、

Do you have any problem?

ですね。


或いは、元気がなさそうでその原因がありそうなのですから、

「あなたはは何かに悩んでいるのですか?」

と和文和訳するのも上手な具体化です。5割の出来で伝えるには十分OKです。英語で言うと例えば、

Are you worried about anything?
Are you concerned about anything?

となります。



参考になったでしょうか。 我々日本で日本語を使って育った日本人は、英語をしゃべる時だって最初のうちは日本語を上手に活用すればいいと思うのです。英語脳/英語回路が「脳の筋トレ」によって出来上がれば、だんだんその必要もなくなっていきますが。


今回も私のブログを訪れて頂き有難うございました。