さて、英語と日本語の違いで大きいのは、時制の表現の仕方です。


日本語では文末にくる述語(動詞、形容詞など)の語尾をちょっと変えるだけで簡単に現在形を過去形に出来ます。「ギターを弾く」→「ギターを弾いた」、「きれいだ」→「きれいだった」などです。未来形に至っては、「今日学校に行く」→「明日学校に行く」、と同じ形でも表現出来ます。


英語の時制の変化にはもう少しだけ細かいルールがあります。中学校英語で皆習ったルールですから、復習して「型」を覚えてしまいましょう。


まずは現在形を過去形にするルールから。

1. be動詞の過去形

・am/isの過去形はwas(主語が1人称・3人称の単数)

・are の過去形は were(主語が2人称(つまり単数・複数のyou、或いは人称に関わらず複数)

現在形: 私は医者である。
I am a doctor.

過去形: 私は若い頃、医者だった。
I was a doctor in my younger days.


現在形: 彼は先生である。
He is a teacher.

過去形: 彼は10年前まで先生だった。
He was a teacher until 10 years ago.


現在形: あなたは頭がいい。
You are smart.

過去形: あなた方は学生の頃、頭が良かった。
You were smart when you were students.


現在形: 彼らは忙しい。
They are busy.

過去形: 彼らは昨日忙しかった。
They were busy yesterday.


2.一般動詞の過去形(規則動詞と不規則動詞)

・一般動詞のほとんどは「規則動詞」。規則動詞の過去形(そして※過去分詞形も)は、人称や単数・複数に関係なく、語尾に「ed」をつければよい。

※「過去分詞」は(現在)完了形(完了や経験、継続を表現)、受身/受動態で用いられる。

[規則動詞]

現在形: 私は東京に住んでいる。
I live in Tokyo.

過去形: 私は会社に入った頃、東京に住んでいた。
I lived in Tokyo when I joined the company.


現在形: 彼は週末に野球をする。
He plays baseball on weekends.

過去形: 彼は大学で野球をした。
He played baseball when he was in college.


現在形: 彼らは毎日英語を勉強する。
They study English every day.

過去形: 彼らは3ヶ月前に英語を勉強した。
They studied English 3 months ago.


(参考)規則動詞の過去形「ed」のつけ方

(1) 基本形 動詞の語尾+ed
例:talk(話す)→talked(トークトと発音)

(2)「e」で終わる動詞 +d
例:live(住む・生きる)→lived

(3)「子音字+y」で終わる動詞の語尾→「y」を「i」に変えて+ed
例:study(勉強する)→studied
※母音字+yで終わる動詞の語尾 +ed
例:play(遊ぶ)→played

(4)「短母音+子音字」で終わる動詞の語尾 →子音字を重ねて+ed
例:stop(止める)→stopped(ストップト)
  ship(出荷する)→shipped(シップト)

・一般動詞のうち「不規則動詞」というものがあり、現在形―過去形―過去分詞形と特殊な変化をする。いくつかのパターンに分けられるが、これは覚えるしかない。が、使用頻度の高い動詞が多いので、案外簡単に覚えられますよ。


[不規則動詞]
現在形: 私は毎週ジムに会う。
I meet Jim every week.

過去形: 私は昨晩ジムに会った。
I met Jim last night.


現在形: 彼女は毎日弁当をその店で買う。
She buys a lunch box at the shop every day.

過去形: 彼女は昨日弁当をその店で買った。
She bought a lunch box at the shop yesterday.


現在形: あなたは母に手紙を書く。
You write a letter to your mother.

過去形: あなたは母に昨日手紙を書いた。
You wrote a letter to your mother yesterday.


(参考)主な不規則動詞の変化
(1)A-A-A型(無変化)
原形 過去形 過去分詞形
cut cut cut 切る
read read read 読む
(リード) (レッド) (レッド)


(2)A-B-A型(原形=過去分詞形)
原形 過去形 過去分詞形
come came come 来る
run ran run 走る

(3)A-B-B型(過去形=過去分詞形)
原形 過去形 過去分詞形
(d-t-t)
build built built 建てる
send sent sent 送る

(ay-aid-aid)
pay paid paid 支払う
say said said 言う
(セイ) (セッド) (セッド)

(ell-old-old)
sell sold sold 売る
tell told told 話す

(○-aught[ought]-aught[ought])
teach taught taught 教える
buy bought bought 買う

(○-e-e)
hold held held つかむ
meet met met 会う

(○-e・t-e・t)
keep kept kept 保つ
leave left left 去る

(その他)
have had had 持っている
make made made 作る

(4)A-B-C型(原形、過去形、過去分詞形がすべて違う)
原形 過去形 過去分詞形
(e-a-u)
begin began begun 始める
drink drank drunk 飲む

(e-o-o・n)
get got got(gotten) 得る
forget forgot forgotten 忘れる

(i-o-i・n)
drive drove driven 運転する
write wrote written 書く

(○-o-o・n)
break broke broken 壊れる
speak spoke spoken 話す

(○-ew-own)
fly flew flown 飛ぶ
know knew known 知っている

(○-□-○・n)
see saw seen 見る
take took taken 取る

(その他)
be(am/is) was been ~である
be(are) were been ~である
do did done する
go went gone 行く


3. 過去形の否定文と疑問文

[be動詞]

・be動詞の過去形の否定文と疑問文の作り方は現在形と同じ。

・否定文:「be動詞(was/were)」の後に「not」を入れる。

・疑問文:「be動詞(was/were)」を文頭に出す(主語と「be動詞」の語順を逆にする)。

肯定文 You were a doctor 10 years ago.    
あなたは10年前医者でした。

否定文 You were not a doctor.  
あなたは医者ではなかった。

疑問文 Were you a doctor 10 years ago?    
あなたは医者でしたか?


[一般動詞]

・一般動詞の過去形の否定文と疑問文の作り方も現在形と同じ。do, doesの代わりにdidを使用。過去形なので3単現は気にしなくてよい。

・否定文:did not/didn’tを動詞の前に置く。

・疑問文:didを文頭に置く。語順は変えない。

肯定文 She played tennis yesterday.    
彼女は昨日テニスをした。

否定文 She did not play tennis yesterday.
She didn't play tennis yesterday.  
彼女は昨日テニスをしなかった。

疑問文 Did she play tennis yesterday?    
彼女は昨日テニスをしましたか?

(参考)過去形の文によく使われる語句
・過去を表すので、当たり前ですが過去の時を示す副詞句が使われます。これらを知っておくと、上で習ったcut-cut-cutとかread-read-readとか、読んだだけでは現在か過去か分からない文の時制が迷わず判断出来る、というメリットもあります。

1) last ~ (先、昨~)
・last night 昨晩
・last week 先週
・last year 昨年
など

2) ~ ago (~前に)
・10 years ago 10年前に
・5 minutes ago 5分前に
・a long time ago ずっと昔に
など

3) その他
・yesterday 昨日
・the other day 先日
・one day ある日
・then その時
など


ちょっと覚えることが多くて、うーん、という感じでしょうか? でも中学校時代に全員習ったことですから、記憶をリフレッシュするのはそれほど大変ではないでしょ?


記憶力の悪い私からのアドバイスは:


1) 英文を覚えようとして(隠しながらなど)読まない。暗記を意識せず、見ながら、繰り返し何度も(何十回も)音読し、気がついたら自然に覚えていた、という状態にする。(それほど沢山、お経のように音読すること)

2) 意味を理解した例文ごと音読する。(結果として、例文ごと覚えてしまう)

3) いつでも例文集を持ち歩いて、短いスキマ時間に音読をする。

です。


今日も私のブログに訪れて頂き有難うございました。