人がしゃべった言葉を伝える方法を話法と言い、直接話法と間接話法があります。細かいことは色々ありますが、今回は時制の一致のルールと、直接話法⇄間接話法の言い換え方を中心に復習しましょう。
1.時制の一致
・時制の一致とは、主文(*)の時制に従属節(*)の時制を一致させること。
例:彼は忙しいと言う。(現在時制)
He says that he is busy.
(S) (V) (O)
(*)この例文には、He saysという主語(S)+ 動詞(V)があり、 that以下がその目的語(O)になっている。 that以下にも he(S) is(V) busy(C) (彼が忙しいということ)という文があり、これを「従属節」、He says を「主文」と呼ぶ。。
上述の例文の主文の動詞saysを過去形saidに変えると:
例:彼は忙しいと言った。(過去時制)
He said that he was busy.
と従属節の動詞isもwasと過去形になる。(「時制の一致」の原則)
・主文の動詞が過去・過去完了になると、それに合わせて従属節の動詞の時制は過去の方へ一段階ずれる。
(1)「主文が現在形、従属節が現在形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をすると思う。
I think he does the homework.(現在)
→ 私は彼が宿題をすると思った。
I thought he did the homework.(過去)
(2)「主文が現在形、従属節が現在完了形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をしたと思う。
I think he has done the homework.(現在完了)
→ 私は彼が宿題をしたと思った。
I thought he had done the homework.(過去完了)
(3)「主文が現在形、従属節が過去形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をしたと思う。
I think he did the homework.(過去)
→ 私は彼が宿題をしたと思った。
I thought he had done the homework.(過去完了)
(4)「主文が現在形、従属節が助動詞の現在形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をするだろうと思う。
I think he will do the homework.(助動詞の現在形)
→ 私は彼が宿題をするだろうと思った。
I thought he would do the homework.(助動詞の過去形)
(参考)「時制の一致」の原則に従わない場合
(1)一般的真理を述べる場合
例:地球は太陽の周りを回ると先生が言った。
The teacher said that the earth goesround the sun.
(2)現在も変わらない事実や習慣を述べる場合
例:彼はいつも6時に起きると私に言った。
He told me that he always gets up at six.
(3)歴史上の事実を述べる場合(過去時制のままでよい)
例:コロンブスは1492年にアメリカ大陸を発見した、と先生は私たちに教えた。
The teacher told us that Columbus discovered America in 1492.
2.直接話法、間接話法
・他人のことばを伝える方法を「話法」といい、他人の言葉をそのままの形で(“ ”を使って)伝えるのを「直接話法」、他人の言葉の主旨を間接的に伝えるのを「間接話法」という。
例:「私はお腹が減った。」と彼は言った。
He said, “I am hungry.”(直接話法)
→ 彼は空腹だと言った。
He said that he was hungry.(間接話法)
(1)直接話法→間接話法の基本(肯定文・平叙文)
・直接話法の文のコンマ(,)、及び引用符(” “)を除く。
・thatをつなぎの語として用いる。(口語ではしばしばthatは省かれる)
・伝える文(被伝達文、従属節)の動詞は「時制の一致」に従う。
・伝える文の代名詞の人称が伝達者の立場から見た人称に変わる。
・指示代名詞や、時・場所を示す副詞が場合に応じて適宜変わる。
例:彼は私に言った。「私は今忙しいんだ。」
He said to me, “I am busy now.”(直接話法)
→ 彼は私にその時忙しいと言った。
He told me that he was busy then.(間接話法)
例:彼女は私に言った。「あなたが好きです。」
She said to me, “I like you.”(直接話法)
→ 彼女は私に向かって私を好きだと言った。
She told me that she liked me. (間接話法)
例:彼は言った。「私はこの家に住んでいるんです。」
He said, “I live in this house.”(直接話法)
→ 彼はその家に住んでいると言った。
He said that he lived in that house.(間接話法)
例:彼は言った。「私は昨日ここにいた。」
He said, “I was here yesterday.”(直接話法)
→ 彼は前日そこにいたと言った。
He said that he had been there the day before.(間接話法)
(2)直接話法→間接話法(疑問文)
・直接話法で、伝える文が疑問文の場合、間接話法に変えるには、前述の基本の他に:
(a)伝達動詞のsayをaskに変え、
(b)who, what, which, when, where, why, howなど疑問詞で始まる場合は、その疑問詞をそのままつなぎの語として用いる、
(c)疑問詞のない場合はつなぎの語としてif, whether(~かどうか)を用いる、
(d)疑問符(?)を取り、終止符(.)に変える。
・直接話法で伝える疑問文の語順 (be動詞ならV+S、一般動詞ならdo/does S+V) は、間接話法では肯定文の語順S+Vになる。
例:彼は私に、「あなたは何をしたいのですか?」と言った。
He said to me, “What do you want to do?”(直接話法、疑問詞のある伝達文)
→ 彼は私に向かって、何がしたいのか尋ねた。
He asked me what I wanted to do.(間接話法、疑問詞のある伝達文)
例:私は彼に「あなたは私の住所を知っていますか?」と言った。
I said to him, “Do you know my address?”(直接話法、疑問詞のない通常疑問文)
→ 私は彼に私の住所を知っているかどうか尋ねた。
I asked him if he knew my address.(間接話法、疑問詞のない通常疑問文)
例:彼は私に言った。「これらのりんごは甘いですか?」
He said to me, “Are these apples sweet?”(直接話法、be動詞を使った疑問文)
→ 彼は私にそれらのりんごは甘いかどうか尋ねた。
He asked me if those apples were sweet
*直接話法→間接話法では、時制の一致に加えて、this, these→that, those、here→there、now→then、today→that day、tomorrow→the next day、yesterday→the day before, the previous day、last night→the night before, the previous nightと変化する。
(3)直接話法→間接話法(命令文)
・直接話法で、伝える文が命令文の場合、間接話法に変えるには:
(a) 伝達動詞のsayをtellに変え、
(b)伝える文の動詞を不定詞<to+原形>に変える。(否定文なら<not to+原形>にする。)
例:彼はわたしに言った。「窓を開けてくれ。」
He said to me, “Open the window.”(直接話法、命令文)
→ 彼は私に窓をあけるように言いつけた。
He told me to open the window.(間接話法、命令文
いかがでしょう、ルールを思い出しましたか? 会話でもわりと良く使いますので、繰り返し音読で言い換え練習をしてマスターして下さい。
今日も私のブログを訪れて頂きありがとうございました。
1.時制の一致
・時制の一致とは、主文(*)の時制に従属節(*)の時制を一致させること。
例:彼は忙しいと言う。(現在時制)
He says that he is busy.
(S) (V) (O)
(*)この例文には、He saysという主語(S)+ 動詞(V)があり、 that以下がその目的語(O)になっている。 that以下にも he(S) is(V) busy(C) (彼が忙しいということ)という文があり、これを「従属節」、He says を「主文」と呼ぶ。。
上述の例文の主文の動詞saysを過去形saidに変えると:
例:彼は忙しいと言った。(過去時制)
He said that he was busy.
と従属節の動詞isもwasと過去形になる。(「時制の一致」の原則)
・主文の動詞が過去・過去完了になると、それに合わせて従属節の動詞の時制は過去の方へ一段階ずれる。
(1)「主文が現在形、従属節が現在形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をすると思う。
I think he does the homework.(現在)
→ 私は彼が宿題をすると思った。
I thought he did the homework.(過去)
(2)「主文が現在形、従属節が現在完了形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をしたと思う。
I think he has done the homework.(現在完了)
→ 私は彼が宿題をしたと思った。
I thought he had done the homework.(過去完了)
(3)「主文が現在形、従属節が過去形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をしたと思う。
I think he did the homework.(過去)
→ 私は彼が宿題をしたと思った。
I thought he had done the homework.(過去完了)
(4)「主文が現在形、従属節が助動詞の現在形」→主文を過去形に
例:私は彼が宿題をするだろうと思う。
I think he will do the homework.(助動詞の現在形)
→ 私は彼が宿題をするだろうと思った。
I thought he would do the homework.(助動詞の過去形)
(参考)「時制の一致」の原則に従わない場合
(1)一般的真理を述べる場合
例:地球は太陽の周りを回ると先生が言った。
The teacher said that the earth goesround the sun.
(2)現在も変わらない事実や習慣を述べる場合
例:彼はいつも6時に起きると私に言った。
He told me that he always gets up at six.
(3)歴史上の事実を述べる場合(過去時制のままでよい)
例:コロンブスは1492年にアメリカ大陸を発見した、と先生は私たちに教えた。
The teacher told us that Columbus discovered America in 1492.
2.直接話法、間接話法
・他人のことばを伝える方法を「話法」といい、他人の言葉をそのままの形で(“ ”を使って)伝えるのを「直接話法」、他人の言葉の主旨を間接的に伝えるのを「間接話法」という。
例:「私はお腹が減った。」と彼は言った。
He said, “I am hungry.”(直接話法)
→ 彼は空腹だと言った。
He said that he was hungry.(間接話法)
(1)直接話法→間接話法の基本(肯定文・平叙文)
・直接話法の文のコンマ(,)、及び引用符(” “)を除く。
・thatをつなぎの語として用いる。(口語ではしばしばthatは省かれる)
・伝える文(被伝達文、従属節)の動詞は「時制の一致」に従う。
・伝える文の代名詞の人称が伝達者の立場から見た人称に変わる。
・指示代名詞や、時・場所を示す副詞が場合に応じて適宜変わる。
例:彼は私に言った。「私は今忙しいんだ。」
He said to me, “I am busy now.”(直接話法)
→ 彼は私にその時忙しいと言った。
He told me that he was busy then.(間接話法)
例:彼女は私に言った。「あなたが好きです。」
She said to me, “I like you.”(直接話法)
→ 彼女は私に向かって私を好きだと言った。
She told me that she liked me. (間接話法)
例:彼は言った。「私はこの家に住んでいるんです。」
He said, “I live in this house.”(直接話法)
→ 彼はその家に住んでいると言った。
He said that he lived in that house.(間接話法)
例:彼は言った。「私は昨日ここにいた。」
He said, “I was here yesterday.”(直接話法)
→ 彼は前日そこにいたと言った。
He said that he had been there the day before.(間接話法)
(2)直接話法→間接話法(疑問文)
・直接話法で、伝える文が疑問文の場合、間接話法に変えるには、前述の基本の他に:
(a)伝達動詞のsayをaskに変え、
(b)who, what, which, when, where, why, howなど疑問詞で始まる場合は、その疑問詞をそのままつなぎの語として用いる、
(c)疑問詞のない場合はつなぎの語としてif, whether(~かどうか)を用いる、
(d)疑問符(?)を取り、終止符(.)に変える。
・直接話法で伝える疑問文の語順 (be動詞ならV+S、一般動詞ならdo/does S+V) は、間接話法では肯定文の語順S+Vになる。
例:彼は私に、「あなたは何をしたいのですか?」と言った。
He said to me, “What do you want to do?”(直接話法、疑問詞のある伝達文)
→ 彼は私に向かって、何がしたいのか尋ねた。
He asked me what I wanted to do.(間接話法、疑問詞のある伝達文)
例:私は彼に「あなたは私の住所を知っていますか?」と言った。
I said to him, “Do you know my address?”(直接話法、疑問詞のない通常疑問文)
→ 私は彼に私の住所を知っているかどうか尋ねた。
I asked him if he knew my address.(間接話法、疑問詞のない通常疑問文)
例:彼は私に言った。「これらのりんごは甘いですか?」
He said to me, “Are these apples sweet?”(直接話法、be動詞を使った疑問文)
→ 彼は私にそれらのりんごは甘いかどうか尋ねた。
He asked me if those apples were sweet
*直接話法→間接話法では、時制の一致に加えて、this, these→that, those、here→there、now→then、today→that day、tomorrow→the next day、yesterday→the day before, the previous day、last night→the night before, the previous nightと変化する。
(3)直接話法→間接話法(命令文)
・直接話法で、伝える文が命令文の場合、間接話法に変えるには:
(a) 伝達動詞のsayをtellに変え、
(b)伝える文の動詞を不定詞<to+原形>に変える。(否定文なら<not to+原形>にする。)
例:彼はわたしに言った。「窓を開けてくれ。」
He said to me, “Open the window.”(直接話法、命令文)
→ 彼は私に窓をあけるように言いつけた。
He told me to open the window.(間接話法、命令文
いかがでしょう、ルールを思い出しましたか? 会話でもわりと良く使いますので、繰り返し音読で言い換え練習をしてマスターして下さい。
今日も私のブログを訪れて頂きありがとうございました。