1958年、ハリー・ウィンストンはホープ・ダイヤモンドをスミソニアン博物館に寄贈しました
ダイヤモンドのブルーの原因は、ホウ素(ボロン)の微量混入です
ホープ・ダイヤモンド 45.52ct
画像は1911年、カルティエ社がデザインしたもの
ホープ・ダイヤモンドには、「所有者を不幸が訪れる」という呪いの噂さがありました
最初にこのダイヤモンドの裸石をフランスのルイ14世のもとに持ってきたのはバティスト・タヴェルニエ
彼はインドでこのダイヤを盗んで呪いをかけられ、野犬に殺されたことになっていますが…確か85歳まで長生きしています
カットされ、フレンチ・ブルー・ダイヤモンドと呼ばれたこの石はフランス革命のあと盗まれました
ルイ16世やまりー・アントワネットが処刑されたのも呪いと言われましたが、マリー・アントワネットは見たこともなかったようです
20年後、ロンドンでブルーのダイヤモンドが現れました
あのフレンチ・ブルーは再カットされ姿を変えていました
盗んだ人は時効になるのを待っていたようですね
数名の手にわたり、のちに所有したのはイギリスの銀行家ホープ家でした
ホープ家が衰退したことで、これも呪いと言われています
画像は、先端技術で誕生したホープ・ダイヤモンドのレプリカ
左からルイ14世に持ち込まれた形
中央はカットされたフレンチ・ブルー・ダイヤモンド
右はフレンチ・ブルーを再カットしたもので、後にホープ・ダイヤモンドと呼ばれるようになりました
ホープ家が売却したこのダイヤモンドは様々な人の手を渡り
1910年にピエール・カルティエが購入しています
カルティエはホープ・ダイヤモンドをワシントンDCの富豪エヴァリン・ウォルシュ・マクリーンに販売しました
実は、その時のセールス・トークで呪いの話をつくったようです
エヴァリン自身も後に「呪いの話を聞いてむしろ欲しくなった」と回想しており、カルティエ側もその心理を巧みに利用したとされています
呪いのストーリーは購買意欲を高める希少性と神秘性の演出として機能したわけです
ストーリーテリングの力を示す歴史的な事例ですね
販売するときは、ストーリーを語りましょう!!
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