シャネルが展示会を開催した1932年は 大恐慌の影響が残っている経済状況
仕掛けたのは、エレガントな挑戦
シャネルの言葉をそのまま引用させていただきます
私がまずコスチュームジュエリーをデザインするようになったのは、贅沢が簡単に手に入る時代の中で、模造が贅沢品の傲慢さを心地よく解放してくれると思えたからです。
でも、経済が立ちゆかなくなった時代は違います。このような時代には、あらゆるものについて、本物への本能的な憧れが芽生え、安物は、いくら心を楽しませるのであれ、それ相応の価値しか示さなくなるのです。
実は輝くものに目がなかったシャネル…
この展示会では、ジュエリーは黒いビロードのクッションの上に置いて展示する
という伝統的なディスプレィと決別 夢幻的な世界を創り出しています
続きは28日の夕方です
※写真は「シャネルファインジュエリーの世界」からお借りしました