春合宿 とある部員の前入りまとめ | 東京医科歯科大学スキー部

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春合宿−4日目

劇場版ハイキューが先日公開され、上層階に映画館を持つ私のバイト先は賑わっていた。必死に抹茶だのキャラメルだの作り方が少しずつ違うフラペチーノを作り続けていたが、お客さんは絶えず、上がりの時間が7分伸びた。いつもは福利厚生であるお疲れドリンク、略して「オツドリ」を飲みながら疲れた脳と体を休めるのだが、今日はオツドリを飲む間もなく足早に退勤した。なぜなら今日は雪山へと向かう日だからだ。


14:30、今日一緒に白馬へ行くOが御徒町まで迎えに来てくれた。首都高が帰宅ラッシュで渋滞する前に通過したかった私たちは、15:30にはやることを済ませ東京を発つ予定であった。しかしOは私に言った。15時からズーム授業がある、と。部室に寄り学割を取り、ガンダーハーに寄りチューンに出していた板を取り、15時を迎えた。仕方なく私がOの車を運転することになった。シートベルトが映っていたからか、ウィンカーの音が入っていたからか、授業の先生に車を運転しているのか、と心配された。Oは僕は運転していないので大丈夫です、と答えていた。私の家の近くに停車し、9割型作り終わっていた荷物を5分でまとめ、車に戻るとOの授業は終わっていた。首都高を運転させられずに済んだ、と安堵しながら助手席に座り、15:50に首都高に乗った。


車の中では最近流行っているマッシュルをOに見させられるなどして、楽しく過ごしていた。気付けば長野インターを降り、明日以降の昼食を買うためにセブンイレブンに寄った。私はセブン銀行ユーザーなのでちょうどいいと思い、お金を下ろそうと財布を探した。ない、ない、ない。ない。財布がない。どれほど探しても財布が見つからない。終わったと思った。きっと、5分で準備した時に、バイト用の黒い鞄から移すのを忘れたのだろう。ちょうど家にいた母に確認したところ、その黒い鞄に入っていると言われた。気付けば財布はないのに学割は持っていると言う変なやつになっていた。


まさに一文無しであった。PayPayには286円しか入っておらず、唯一使うことができたのはクレジットカードと提携していたモバイルPASMOであった。それにより翌日と翌々日の昼食は買うことができた。しかしその後行ったぽかランでは、入浴のみ現金しか使えないといういじわるをされたので、Oに600円を借りた。



 

春合宿−3日目

今日から楽しくスキーをするぞ、という気になっていたが、大事なことに気づいた。保険証がない。すなわち病院に行ったら自費診療(後日精算するにしてもめんどくさい)。すなわち怪我できない。これまで、前十字靭帯断裂、脳震盪、捻挫など、様々な怪我をしてきた私にとって、それは非常にセンシティブなことであった。そのため無理のない範囲で基礎練に参加した。


 

春合宿−1日目

白馬に来て2日間滑り、ショートポールしか入っていないもののコース整備は全力でやっていたため、脚(特に股関節)が悲鳴をあげていた。同期のみんながオフをとると聞き、私もオフをとることにした。みんなは映画を見ると言う。ハイキューの方がきっと面白いんだろうなと思いつつ、アニメを途中まで見ていたSPY×FAMILYを見ることとした。学生証を持っていなかったため、TMDUスウェットで大学生アピールを全力でした。映画では疲労からか寝てしまった。


 


そして、春合宿が始まり、人がたくさん来た。私は天才的な思いつきをした。そういえば、セブン銀行ってスマホでお金下ろせるじゃん。後輩のEにセブンイレブンに連れて行ってもらい、お金を下ろした。急に金持ちになった私は、Eに感謝の気持ちを込めて綾鷹を渡した。




だが私は結局数日後、財布を取りに東京に帰るのであった。