ついに2008年度。今年はうちの部としても、プロジェクトとしても勝負の年になる。その年度の始めとなる4月1日にプロジェクトのメンバーが1名増えた。以前一緒に開発をした事がある旧知の仲である後輩だ。
これまでうちのプロジェクトはミッションが重いにも関わらず、なかなか人が増えなかった。やっとの思いでメンバーが増えた事で、上司と今後の計画を相談していても話が弾む。さて、これからどうやって仕事をしていこうか。
そんな中、新卒の採用面接等で非常に人気が高い誰もが知っているシステムをうちの会社が開発・運営しているのだが、就職活動をしている学生は誰しもがそのシステムに携わりたい、と言っている反面、社内ではあまり人気が無い。あまりに開発案件、追加案件が多過ぎて、とんでもない忙しさになっており、どの社員も逃げているのである。
どんなに忙しくても、辛くても、自分が開発に携わったシステムの重要度は気になるし、重要であればそれだけモチベーションも上がったりするのが普通なのではないかと思うのだが、それにも限度はあるようだ。
段々忙しくなってくると「きたよ、きたよー!」って感じで気持ちが沸き立ってくるもんだよなー、と以前一緒に開発をした上司と話していたのだが、その辺の感じ方というか、経験の違いから生じる価値観の違いは、その後の仕事に対するスタンスに大きな影響を及ぼす事を痛感する。定時に出社して定時に帰れて、それでも開発はうまくいく。それが理想なのは分かっているのだが・・・