サートゥルナーリア | ノリタケの競馬予想ブログ

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第86回 日本ダービー
◎サートゥルナーリア
※久々のブログですがサートゥルナーリアのみについて触れます。
単なるシーザリオ一族好きの妄想話なので悪しからず。
 
現時点で単勝1.5倍の1番人気馬について長々と語るのもどうかと思うが、
サートゥルナーリアについてチームシーザリオのスタッフから衝撃の一言
 
『兄(エピファネイア、リオンディーズ)たちより操縦性の高さは上』
 
この一言が一族にとって何をもたらすのか母シーザリオ、GI馬の兄エピファネイア、リオンディーズの東西別の戦績と比較して分析してみる。
 
シーザリオ
阪神   【1.1.0.0】上がり平均1.0位
東京、中山【3.0.0.0】上がり平均2.0位
 
サートゥルナーリア
阪神、京都【2.0.0.0】上がり平均2.0位
中山   【2.0.0.0】上がり平均1.0位
 
エピファネイア
阪神、京都【5.0.1.0】上がり平均1.5位
東京、中山【1.2.0.3】上がり平均5.8位
 
リオンディーズ
阪神、京都【2.0.0.0】上がり平均1.0位
東京、中山【0.1.0.2】上がり平均5.3位
 
上記4頭は全て角居厩舎所属(栗東)ということで東京、中山は長距離輸送となる。
 
まず4頭に共通するのは関西圏では抜群の戦績。何と4頭合わせて計12戦して勝率83%、複勝率100%。そして12戦全て上がり2位以内。
対して関東圏となるとシーザリオ、サートゥルナーリアの安定感に対してエピファネイアとリオンディーズは戦績、上がり平均と共に大きく着順、順位を落とす。
 
飽くまで妄想だがその要因は操縦性の差。
操縦性が高く、気が強いところはあるが闘争心を内に秘められるシーザリオ、サートゥルナーリア。
操縦性が低く、また、闘争心を外に出しがちで馬運車に乗るとレースが近いことを察知し、輸送が長いほど消耗していくエピファネイア、リオンディーズ。
 
次にエピファネイアとリオンディーズの負けたレースをピックアップする。
【エピファネイア】
弥生賞4着→勝ち馬カミノタサハラ(ディープインパクト産駒)
皐月賞2着→勝ち馬ロゴタイプ(ローエングリン産駒)
日本ダービー2着→勝ち馬キズナ(ディープインパクト産駒)
大阪杯3着→勝ち馬キズナ(ディープインパクト産駒)
天皇賞秋6着→勝ち馬スピルバーグ(ディープインパクト産駒)
有馬記念5着→勝ち馬ジェンティルドンナ(ディープインパクト産駒)
 
【リオンディーズ】
弥生賞2着→勝ち馬マカヒキ(ディープインパクト産駒)
皐月賞5着(4位入線)→勝ち馬ディーマジェスティ(ディープインパクト産駒)
日本ダービー5着→勝ち馬マカヒキ(ディープインパクト産駒)
 
見ての通りロゴタイプを除いて全てディープ産駒が勝っている。闘争心(根性勝負)が売りのシーザリオ一族にとって鞍上の指示に従順で瞬発力を発揮したいときにゴーサインが出せる優等生が多いディープ産駒は難敵となるのも頷ける。
 
対してサートゥルナーリアは母シーザリオ同様、操縦性が高く、輸送しても大人しいため長距離輸送だった中山でも兄のように消耗せずレースに挑める。
つまり、関東圏でも関西圏と同じ安定したパフォーマンス、ディープ産駒に匹敵する瞬発力も発揮することができる。
 
『操縦性の高い』且つ『馬体の大きい』サートゥルナーリアはシーザリオ一族の完成形とも言える。母系の長所である闘争心を内に秘めた上に母系の短所であった輸送などレース前に余計な消耗をする癖をカバーしたロードカナロアの偉大さは凄まじい。
 
エピファネイア、リオンディーズであればディープインパクト産駒のダノンキングリーみたいなタイプと関東圏で勝負するには厄介な存在。
共同通信杯ではスローからの瞬発力勝負でアドマイヤマーズを完封。上がり32.9秒をマークした。しかし皐月賞でサートゥルナーリアはダノンキングリー相手に上がりで0.4秒も上回ることができた。
サートゥルナーリアであれば日本ダービーで仮にドスローからの瞬発力勝負になったとしても操縦性の高さから上がり1or2位が出せるのではないか?
 
関東圏でパフォーマンスを下げがちだったエピファネイアも東京2400Mの日本ダービーとジャパンカップは共に発汗し、1周かかりっぱなしで消耗しまくりの中でも歴代TOPクラスのレースができたのは舞台適性の高さと目標のレースで仕上げていたからとみる。
 
サートゥルナーリアの春の目標はもちろん日本ダービー。東京2400Mを知り尽くす角居厩舎&ノーザンファームによる渾身の仕上げ。
そして兄より操縦性の高く、長距離輸送による消耗も少ない。
日本ダービーは運のある馬が勝つと言うがエピファネイアは弥生賞で、リオンディーズは皐月賞では強風でペースが読めない不運もあったが鞍上が全く制御できず今までの教育が0になってしまう不運があった。しかしサートゥルナーリアは皐月賞、日本ダービーと共に鞍上がテン乗りで挑む形となったが兄と違いレースで変な癖をつけられることなくこれた点では兄よりは運があるのかもしれない。
 
操縦性が高いといえど東京2400Mということもあり母系のスペシャルウィーク、シーザリオ、父系のキングカメハメハの血が騒ぐため、過去最高に闘争心がむき出しになりレースでかかることも想定内。だが、ダービーを目標に仕上げている分、体調面でカバーできる。完成形のシーザリオ産駒が東京2400Mを走るのであればどんなレース展開になろうとも結果はついてくるはずと言い切ってみる。
平成最後の日本ダービーはシーザリオの主戦福永祐一が福永家の悲願達成。
令和最初の日本ダービーはシーザリオ一族の悲願達成に期待する。