第34回 ジャパンカップ予想 | ノリタケの競馬予想ブログ

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 第34回 ジャパンカップ

 

 現時点での単勝オッズ(上位10番人気)


 1番人気ジェンティルドンナ(2012オークス1着、2012&2013ジャパンカップ1着)

 2番人気ハープスター(2014オークス2着)

 3番人気ジャスタウェイ(2012日本ダービー11着)※東京GⅠ2勝含む重賞5勝

 4番人気◎エピファネイア(2013日本ダービー2着)

  5番人気イスラボニータ(2014日本ダービー2着)

 6番人気スピルバーグ(2012日本ダービー14着)※東京GⅠ1勝

 7番人気ワンアンドオンリー(2014日本ダービー1着)

 8番人気フェノーメノ(2012日本ダービー2着)

 9番人気デニムアンドルビー(2013ジャパンカップ2着、2013オークス3着)
10番人気ヒットザターゲット(2013ジャパンカップ11着)※重賞3勝

16番人気トーセンジョーダン(2011ジャパンカップ2着、2013ジャパンカップ3着)

 ()内は各馬の東京2400GⅠでの主な戦績

 上記のとおり、上位人気10頭は全て東京2400GⅠ出走済。しかも10頭中7頭が同舞台のGⅠで連対実績あり。残り3頭のうち、ジャスタウェイは東京GⅠの天皇賞秋と安田記念を、スピルバーグも天皇賞秋を制覇。ヒットザターゲットは東京実績はないもののJCと同距離の京都大賞典など重賞3勝馬。
 実績だけでなく、コース適性、距離適性のあるメンバーが揃い、近年稀に見るハイレベルなメンバー構成。秋天と違い3ヶ月以上の休み明けで挑む上位人気馬もいない。国内最高賞金のレースだけあって各陣営の勝負気配が漂う。しかも現1~8番人気馬が全てGⅠ馬。

 
 さすがにこれだけ豪華なメンツが揃うと昨年のJCや今年の天皇賞秋のようなドスローからの瞬発力勝負のような低レベルなレースにはならないだろう。遅くとも昨年より2秒速い、2分24秒台決着になる前提で予想する。

 早い段階で秋の最大目標をジャパンカップとし、王道のステップレース天皇賞秋を叩いて挑む4歳馬エピファネイアを本命とする。

 エピファネイアは毎回過剰人気する。大阪杯ではダービー馬キズナを抑え1番人気に。前走の天皇賞秋も半年ぶりの休み明け、国内古馬GⅠ初挑戦で過去最高のメンバー相手でも4番人気。
 人気だけでなく今年に限れば大阪杯3着、香港クイーンエリザベス4着、天皇賞秋6着と結果も出ていない。にもかかわらず今回の豪華なメンバーでも現在4番人気に支持されている。

 今年は特に馬券を買うのが上手い…と思ってしまう事象が多すぎる。

 秋華賞→ショウナンパンドラ3人気1着、タガノエトワール4番人気3着
 菊花賞→トーホウジャッカル3番人気1着、サウンズオブアース4番人気2着
 天皇賞秋→イスラボニータ1番人気3着、スピルバーグ5番人気1着
 エリザベス女王杯→ラキシス3番人気1着
 マイルCS→フィエロ3番人気2着
 ジャパンカップ→エピファネイア?人気?着

 
 今秋のGⅠだけでも自分の中で過剰人気じゃないか?と思い、買う気をなくすも好走されてしまった馬がすでに8頭。ほとんどが重賞未勝利馬。つまり、GⅠでも実績のある実力馬と対戦経験の浅い馬や上がり馬が大半を占める。実績馬の割に人気のない馬を買いたい自分の馬券スタイルからすると今秋のGⅠの流れは辛いの一言。

 たださすがにこれだけ豪華なメンバーが揃うと重賞未勝利馬で過剰人気馬はいない。今回はGⅠ馬ではあるものの古馬相手では実績がなく、強豪との対戦経験が浅いにもかかわらず人気先行気味のエピファネイアが今秋のGⅠのトレンドに該当するのではないか?

 自分が競馬にハマるきっかけをつくってくれた馬がエピファネイアの母シーザリオ。それだけにエピファネイアをデビュー時からずっと応援し続けていたこともあり、現4歳世代のことに関しては人一倍特徴を掴んでいる自信はある←

 確かに現4歳世代、特に牡馬は最弱世代と言われても仕方がないだろう。

 
 【現4歳牡馬世代の国内古馬GⅠでの最高着順】

 2013安田記念→エーシントップ17着
 2013宝塚記念→出走馬なし
 2013スプリンターズS→マイネルエテルネル14着
 2013天皇賞秋→コディーノ5着
 2013マイルCS→コパノリチャード4着
 2013ジャパンカップ→出走馬なし
 2013ジャパンカップダート→インカンテーション14着
 2013有馬記念→タマモベストプレイ5着
 2014フェブラリーS→コパノリッキー1着
 2014高松宮記念→コパノリチャード1着
 2014天皇賞春→キズナ4着
 2014安田記念→出走馬なし
 2014宝塚記念→フェイムゲーム6着
 2014スプリンターズS→コパノリチャード12着
 2014天皇賞秋→エピファネイア6着
 2014マイルCS→ロゴタイプ7着

 …確かに弱い。

 国内古馬GⅠの芝・中長距離に絞ると…

 2013宝塚記念→出走馬なし
 2013天皇賞秋→コディーノ5着
 2013ジャパンカップ→出走馬なし
 2013有馬記念→タマモベストプレイ5着
 2014天皇賞春→キズナ4着
 2014宝塚記念→フェイムゲーム6着
 2014天皇賞秋→エピファネイア6着
 2014ジャパンカップ→?着

 壊滅状態である。今回のJCはただでさえ上位1~8番人気馬が全てGI馬という強豪が相手。とてもこんな世代が通用するとは思えないが…。

 
 ただ数少ない古馬重賞の2400M、2500Mのレースに絞ってみると

 2013京都大賞典→出走馬なし
 2013アルゼンチン共和国杯→出走馬なし
 2013ジャパンカップ→出走馬なし
 2013有馬記念→タマモベストプレイ5着
 2014日経新春杯→サトノノブレス1着
 2014日経賞→ラストインパクト3着
 2014目黒記念→プロモントーリオ3着
 2014京都大賞典→ラストインパクト1着、タマモベストプレイ2着
 2014アルゼンチン共和国杯→フェイムゲーム1着

 2014ジャパンカップ→?着
 2014有馬記念→?着

 昨年の有馬記念を除いて全てのレースで馬券圏内に入っている。

 昨年の有馬記念は現4歳世代はタマモベストプレイ、ラヴリーデイ、テイエムイナズマの3頭が出走。クラシックで3着以内に入った馬は出走していなかった。
 同世代だけでも10本の指に入るかどうかのタマモベストプレイで5着。しかも先着を許した上位4頭は世界ナンバー2のオルフェーヴル。後に日経賞を勝ち、天皇賞春2着だったウインバリアシオン。後に阪神大賞典、宝塚記念を制したゴールドシップ。後に函館記念制覇、天皇賞秋4着馬のラブイズブーシュと後の活躍馬ばかり。

 
 意外にも現4歳世代はJRAが重点を置いている2400Mと2500Mの重賞では結果を残していることがわかる。
 
 ちなみにJRA優勝賞金TOP3は
 1位ジャパンカップ
 2位有馬記念
 3位日本ダービー

 また、2400Mと2500Mの重賞は3歳戦を含め、全てGⅠかGⅡ。GⅢはない。いかにJRAが2400Mと2500Mでのレースに力を入れているかがわかる。

 その賞金の高い王道の路線で結果を残しているだけに最弱世代扱いされているが、世代No.2だったエピファネイアに未知の可能性を感じる。

 
 エピファネイア自身も2400Mと2500Mに限れば日本ダービー2着と神戸新聞杯1着。

 日本ダービーでは皐月賞がレコード決着ということもあって反動がでたのか皐月賞1、3着馬のロゴタイプ、コディーノら皐月賞組は悉く惨敗。そんな中、同馬はソエの再発で順調さを欠き、レースでは一周掛かりっぱなしでありながら唯一皐月賞組でダービー2着。負けはしたものの競馬界に異様な衝撃を与えた。ダービー馬キズナもここぞという時に前が塞がる不利がありながら差し切った強い内容。
 着差が開きづらい展開にもかかわらず3着以下に1馬身以上の着差をつけたキズナとエピファネイアのツートップのダービーでのパフォーマンスはズバ抜けていた。

 
 2013秋でのツートップの戦績
 キズナ→ニエル賞1着、凱旋門賞4着(共に2400M)
 エピファネイア→神戸新聞杯1着、菊花賞1着


 キズナを物差しにしても2400Mと2500Mに限れば今年の豪華なメンバーでも現4歳世代のNo.2のエピファネイアであればJC2連覇中のジェンティルドンナ、前走凱旋門賞組のハープスター、ジャスタウェイをまとめて負かしても何ら驚けない。

 大阪杯、前走の天皇賞秋は共に半年ぶりの休み明けに加え、斤量58キロ。
 特に前走の天皇賞秋はドスローからの瞬発力勝負だっただけに内枠は恵まれたが出遅れが痛かった。おまけに休み明けで息がもたない展開。よーいドンの競馬だと瞬発力があり、斤量も軽い牝馬や3歳馬に有利に働く展開になるのは2005年の天皇賞秋と昨年のJCの結果を見れば明白。

 本来なら同じく半年ぶりの休み明けだったフェノーメノのように見せ場なく二桁着順になっても不思議ではない。が、一瞬馬券圏内もあるかと思わせる脚を見せ、勝ち馬と0.2差の6着。しかも輸送がありながら+7キロで出走してきたことを示す通り、JCを見据えての仕上げ。次走に向けて良い負け方であると捉えた。

 角居調教師は開業当初から海外志向が強かった。そのせいか世界の強豪馬が国内で揃うジャパンカップとホースマンの誰もが勝ちたいと願う日本ダービーが行われる東京2400Mのコースに人一倍特別な思いを寄せているように感じる。それもあってか角居調教師は勝ったのはウオッカのみだがJCの成績が良い。


 初の海外GⅠはアメリカンオークスのシーザリオ。そのシーザリオ(東京2400Mオークス馬)の仔だけに角居先生はエピファネイアに天皇賞でも有馬記念でもなくジャパンカップを勝たせたい気持ちが強いはずだ。

  同馬はシーザリオの仔らしく脚元が弱く、調整が難しい。とにかく1戦1戦気が抜けない。本当はドバイや凱旋門賞に出走させたかったはずだが順調さを欠いただけに致し方ない。

 順調に目標のレースを使えたのは昨年の菊花賞以来。しかも春2戦は荒々しい一面が見られなかったが、前走の天皇賞秋では久々に騎手がジェットスキーしてしまうほどの気性面を見せた。
 これは復調していると捉えたい。フサイチホウオーが良い例だが折り合いがついたからといって直線弾けるとは限らない。闘争心のある馬に無理矢理闘争心を抑えて折り合いに専念するのは逆効果になることもある。

 天皇賞秋での記者会見で福永が新馬戦以来のコーナー2つになるということで末脚を活かす競馬をしたいと言っていたがその気持ちはわかる。福永を擁護するつもりはないが母シーザリオでのオークスの末脚、エピファネイアの新馬での末脚を肌で感じていればコーナー2つの東京コースなら末脚を期待したくなるのも無理はない。

 ただ前走の天皇賞秋で休み明けとはいえ、ディープ産駒の瞬発力には敵わないことがはっきりした。

 現状は父シンボリクリスエスの長所である持続力を活かすべく、菊花賞のようにある程度、前で競馬してハープスター、スピルバーグらキレる瞬発力型の馬を凌ぐしかない。

 1周掛かりどおしだった、日本ダービーや前走を見てもわかるが、福永は道中掛かりっぱなしの馬を制御することで疲労困憊。直線ではムチを適度に打つのが精一杯で全く追えていない。

 今回騎乗するスミヨンは以前乗り難しくて誰も巧く制御できなかったキンシャサノキセキをテン乗りで乗りこなし、覚醒させたことがあるだけに期待したくもなる。

 シーザリオは角居、福永だけでなくノーザンファームの吉田勝己にも思い入れのある馬。海外からシーザリオの母キロフプリミエールを連れてきた。

 何としても王道のGⅠをもう1つ勝たせて種牡馬入りさせてやりたいところだろう。ノーザン生産馬の有力馬が今回もたくさん出走している中、スミヨンを早々とエピファネイアに乗せる決断をしたことも納得できる。

 好きな馬で私情だけでなく自信もあるGⅠは久々なだけに楽しみで仕方ない。

 ってことで今回は一切ふざけずブログ更新

 
 おわりん( ´ ▽ ` )♪←