
読者の皆様にとって、タイ国と聞くとイメージするものは何でしょう?
筆者はやはりプミポン殿下ですね。ウチの事務所にはプミポン殿下、妃殿下の肖像画が掲げられているのですが、ある日、事務所に来た電気工事業者のおじさん、「この方は理事長のご両親ですか?」ですと。光栄なことでございます。
あの、リクルート社が、正確にはその子会社のメディアテクノロジーラボラトリ-が、このほど実施したASEAN検定その一、タイ検定は世界初の試みです。
建前論としては、地理的には身近だが、あまりよく知られていないアセアン諸国について、よく知り、友好を深めましょうというこ とです。(ちなみに、左の模様はリクルート社の社章ではありません。タイ国の国章でございます)
ちなみにアセアン諸国とはどの国を指すか分かりますか?
10カ国もあるんですねー で、調べて見ました。
ASEANとはAssociation of Southeast Asian Nationsの頭文字。加盟国とは、2008年度の人口別に並べると:
順位 国名 人口/万人
1 インドネシア 23845
2 フィリピン 08785
3 ベトナム 08423
4 タイ 06486
5 ミャンマー 05430(2002年)
6 マレーシア 02613
7 カンボジア 01380
8 ラオス 00560
9 シンガポール 00435
10 ブルネイ 00035
で、第一回目のアセアン検定が、タイから始まったというのは、やはり日本人にとってタイが一番人気なのでしょう。筆者が、独善で考える日本人に対する国別人気度をランク付けすると:
1.タイ
2. シンガポール
3.フィリピン
4.インドネシア
5.ベトナム
6. マレーシア
7. ブルネイ
8. ラオス
9.カンボジア
10.ミャンマー
(ちなみに、上の国旗はタイ国のものです。)
ミャンマーはアウンサンスーチーさんをいじめているから、一番不人気じゃないかと思いますね。
カンボジアはポルポト派による大量虐殺でイメージ悪いし、ブルネイ、ラオスは全く知らないと。
そんなことから独善的にランキングを考えて見ましたが皆様の各国に対する好感度はいかがでしょう。人気度で試験の対象国の順番を選ぶとなると大体こんな所かな、と。
ところで、アセアン検定の趣旨や良し、なんですが、よく分からないのは、なぜ、リクルートがこの検定で商売しようとしているのかな、と言うところですね。もっと言うと、なぜリクルートが検定で商売できるのか、不思議だと言う所ですかね。
リクルート社と言うのは、江副浩正元会長を有名にした昭和63年に起きた贈収賄事件のことくらいしか、私は知らないんですよ。そのイメージがずーっと尾を引いていて、あとは教育関係のご商売と伺ってますがね。
雑誌の出版とか。リクルート事件の後、ダイエーに買収されたということですが、そのダイエーも今や形無しでしょう。コーポレートアイデンテティとしては非常に分かりにくい会社ですね。ただ、これは筆者にとって、と言うくくりで書いておりますので、世間での同社の評価は分かりません。
それにしても、いやしくも検定ですからね。一私企業のリクルートがなぜ取り扱うのか。なぜ、社団法人とか、公益法人ではないのかHPなどでも説明はありませんから分かりません。同社のじゃらんとかエイビーロードなどの発行物の売り上げにつなげて行こうとされているのか・・・
あるいは、この検定はASEAN事務局の遠大なパブリシティで、リクルート社側にかなりの資金供与がなされているのか、どうか。
検定の受験料が税込み3,150円で指定されたテキストが2千円です。つまり今後10カ国の検定全部受け続けるとしたら、一回最低5千円はかかっちゃう。10カ国ですから5万円はかかる計算になりますね。
一年一国なのか、複数国やるのか、何級までやるのか、今回の受験者数は公表されておりませんが、いずれにせよ大変な金が動く一大ビッグプロジェクトなことは確かです。も一つ確かなのは、検定の受験生は、リクルートないしはその後ろ盾している大きな組織の手による、大仏様の手のひらの上で操られる孫悟空って言うことですね。
どういうことかと言うと、一私企業が利潤のために、ASEAN検定と言う大掛かりなプロジェクトはなじまない。誰かの意をうけてリクルート社が加担していると考える方が自然じゃないかと思うわけですよ。
で、受験生はそんなこと全く考えずに、自分の合格だけ考えるでしょ。
ダカラ、大仏様の手のひらの上で操られる孫悟空に例えた訳。
それと、公式テキストがめこん社という所から発売されているんですが、なぜめこん社なのか、めこん社はリクルートの関連会社なのか。非常に不明朗。
リクルート社の売り上げにめこん社からのテキスト売り上げのどのくらいがキックバックとして計上されているのか。受験生の好きなテキストを使うと言うこと
でよろしいのではないんでしょうか。
・・・続く・・・
完
Author 田中幹章(C)initially written on 30th Aug.,2010.Imitation of this essay prohibited.
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