前の記事の続きです。

12月上旬の薬師丸ひろ子さん、中旬の葉加瀬太郎さんに続いて今月3本目

のコンサートは24日、クリスマス・イブに開催された平原綾香さんの公演

でした。場所は大阪のフェスティバルホールです。

 

 

 

公演は17時からだったので、いつものように大阪駅のエキマルシェで

腹ごしらえ この日はいつもの違う店、とんかつ屋さんに入店しました

 

 

 

フェスティバルホールは大阪駅(梅田)から地下鉄で一駅目

立地もいいのでここへ来るときはいつも車ではなくJRと地下鉄を利用します

 

 

 

この大階段はいつ来ても素晴らしいですね

 

 

 

そしていよいよ入場 会場の雰囲気を味わうためいつも早めに入場します

 

 

 

長いエスカレーターを上がるとロビーに到着

星空を模したかのようなこの空間も本当に素敵です

 

 

 

そして入場 この日の座席は2階ステージに向かって右側の端の通路側

1階じゃなかったのは残念ですが、1階の後方よりステージに近いので

そんなに悪くはありません

 

17時過ぎいよいよ開演 最初にセットリストを記しておきます

 

平原綾香20th Anniversary Concert Tour 2023 ~Walking with A-ya~

セットリスト
 

1.Georgia on My Mind

 (MC)
2.おひさま~大切なあなたへ
 (MC)

3.Voyagers
4.大きな木の下
 (MC)

5.星つむぎの歌
6.いのちの名前
7.5つの魔法
 (MC) 

8.Joyful, Joyful
9.This is Me~Rainbow~
 (MC)

10.マスカット
11.BLESSING 祝福
12.虹の予感
13.メドレー

 Lady Marmalade
 (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
 Supercalifragilisticexpialidocious
 氷と炎
 Love Never Dies~愛は死なず
14.メドレー

 ノクターン

 カンパニュラの恋
15.メドレー

 Night In Tunisia

 くまんばちの飛行
 アランフェス協奏曲~Spain
16.キミへ
17.Eternally
 (MC)

18.Song for you
19.Jupiter
20.今、風の中で
 (MC)
 

 アンコール

 (MC) 
21.Don't Cry
22.スマイル スマイル

23.明日
24.CHRISTMAS LIST
25.からっぽのハート

 

平原綾香さんは今年でデビュー20周年

ということでこのコンサートは彼女の歩んできた音楽人生を振り返るという

構成で展開されました。

途中何度か5歳の頃のあーや(本人の愛称)へ、10歳の頃のあーやへという

感じで今のあーやからその年代のあーやへ語りかけるMCが入ります。

彼女の人生が音楽を通じて一つの物語のように紡がれていきます。

 

デビュー20周年 ある意味一つの区切り

シンガーソングライターとして、サックスフォン奏者として、そしてミュージ

カル女優として着実に一歩一歩歩んできた彼女の歌声はまさに威風堂々そのもの

低音から高音まで繊細かつ圧倒的な歌唱力でデビュー曲「Jupiter」から最新曲

まで見事に歌い上げました。

もし大晦日の国民的音楽番組に出演したなら間違いなく彼女は大トリを務める

ことができるだろうと思える存在感です。

間違いなく今年私が行ったコンサートの中で最高の見せ場と感動を与えて

くれました。言葉ではうまく言い表せませんが、それほど圧巻のコンサート

でした。

 

時間にしてアンコールも含めて2時間50分ほど。休憩も挟まず駆け抜け、

まさに歌い納めというツアーファイナルは大変な盛り上がりとなんとも言え

ない多幸感が余韻として残りました。

 

私の大好きな曲は「おひさま~大切なあなたへ」「マスカット」「Jupiter」

アンコールで披露した「明日」

大ヒットとなったデビュー曲「Jupiter」の存在感の大きさは言うまでもあり

ませんが、玉置浩二さんが彼女のために書き下ろした「マスカット」が一番

聴き応えがありました。ステージ上手の椅子に腰かけた平原綾香さんが、

語りかけるように歌い上げるこの楽曲は、圧倒的な包容力で満場の観客を虜に

します。時に目を瞑り、会場を見渡すように視線を客席に向けるその姿は一人の

女優が演じているよう。こちらに目を向けて歌ってくれる時はドキドキしてしま

うほど美しかったですね。今回ばかりはこの席でよかったと思いました。

 

彼女が小さい頃、お父さんの平原まことさんが「浩二に会いに行こう」と玉置

浩二さんに会いに連れて行ってくれたのですが、あまりの色気に見てはいけない

ものを見てしまうような感じで寝たふりをしていたとMCで語っていました。

当時のまことさんは安全地帯のバックで演奏していて多くのミュージシャンと

交流がありました。あの頃の安全地帯の玉置浩二は破竹の勢いでしたね。今も

素敵な歌声で大人気の玉置さんですが、あの頃の艶のある歌声はとんでもない

バンドが出て来たものだと思いました。そんな玉置さんに提供してもらった

「マスカット」を歌うあーやは彼に負けないほど包容力や色気のある声でこの

楽曲を聴かせてくれます。

 

 

 

 

 

彼女の大切なお父さん、平原まことさんは2年前にガンでこの世を去りました。

ダブルアンコールの「からっぽのハート」を始め、今も父を慕い、思い出す楽曲

が何曲かあって、父を失った悲しみを引きずりながら、少しずつ前を向いて行こ

うという彼女の強い意志を感じました。

 

 

 

 

メドレーでは10年前から始めたミュージカルの楽曲や、ボイスパーカッション

やスキャットなど彼女の歌手としての才能を思う存分堪能できる圧巻のパフォ

ーマンス。私はあまりミュージカルには興味がないのですが、ミュージカルを

始めてから明らかに歌手として大きな成長を遂げましたね。

表現力、包容力が一段と増したように思います。ミュージカルを始めた時は

キスシーンが嫌でそのことを話していたら相手役の耳に入ってしまい、傷つけ

てしまったかもというようなこともMCに盛り込んでました。

彼女の歌声は時に楽器にもなります。俗にいう〝あーや語〟を駆使して歌う

メドレー3曲の歌い終わりには「ブラボー!」の声が飛んでいました。

 

ツアーファイナル、クリスマス・イブということもあり最後にはちょっとした

サプライズも。

平原さんに呼ばれてステージに登壇したのはサンタクロースの格好をした

スタッフ、かと思いきやなんとあの松任谷正隆さん!

そうです、ユーミンこと松任谷由実さんの旦那さんです。

もちろんテレビ以外では初めてその姿を見ました。が、サンタの格好なので

お顔はよく見えません(笑) このコンサートの演出をされていてサプライスで

これだけのためにわざわざ新幹線で東京から駆けつけたそうです。

 

アンコールでは「明日」も聴けました。歌詞が心に沁みます。

 

 

 

 

イブということで「CHRISTMAS LIST」がアンコールに加えられて

いました。「♪戦争が終わりますように…」

今の世界で繰り広げられている無慈悲で無意味な戦争、一日も早く収束

することを祈るだけです

あーやはノーマイクのア・カペラで3階席まで届く声で切々と歌ってくれ

ました。

 

ダブルアンコールは上にも動画を貼った「空っぽのハート」

作詞は平原綾香さん、作曲はお姉さんのAIKAさんら

まさにお父さんとの最期の別れを思わせるような切ない歌詞です

彼女はお父さんが大好きでしたので、そのことを知っている人は胸が熱く

なります。

 

またまた長くなってしまいましたが、この辺で終わりにします。

時系列を無視して思いついたことをつらつらと書き連ねてしまうので、

どうもまとまりがありません。私の文章力ではこの程度ですが、もっと素晴ら

しいリポート風のブログを書いておられる人もいますので、そちらの方を見て

いただければと思います。

 

何はともあれ、クリスマス・イブに素晴らしいプレゼントをもらえました。

平原綾香さん、あーや、あなたはもう誰もが認める日本の歌姫(DIVA)です。

 

まさか3時間近くも聴けるとは思わなかったので、大急ぎで帰途につきました。

ホールを出るとイルミネーションが。大阪も東京に負けじと綺麗です。

 

 

 

帰宅後、買っていたショートケーキをいただきました。

小さいので崩れてません(^^)/

高島屋の崩れたケーキ騒動は本当にお気の毒です

 

 

 

今年も4月のYOASOBIから始まって葉加瀬太郎さん、ももいろクローバーZ

など多くのコンサートに行けました。途中、椎間板ヘルニアを患って鈴木雅之

さんらいくつかのコンサートには行けませんでしたが、私にとって音楽は心の

ビタミン、心の平穏を保つための精神安定剤です。

来年もごひいきはもちろん、ジャンルの違う色んなアーティストのコンサート、

ライブに行ってみたいですね。

 

サザンオールスターズ、矢沢永吉、緑黄色社会、新妻聖子さんら、この辺に

興味があります。

 

ということで今年のコンサート観賞はこれでおしまいです。

大掃除で疲れてきましたので、今宵はこの辺でzzz