今日はスポーツの話題をいくつか

 

まずは昨日行われたゴルフ日本女子オープンの話題から

 

原英莉花、3年ぶりの日本女子オープン制覇 

菊地絵理香は3打差2位

 国内女子ツアーの今季メジャー第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権は1日、
福井県の芦原ゴルフクラブ 海コース(6,528ヤード・パー72)で最終ラウンド
が行われ、原英莉花が3年ぶりの大会2勝目、メジャー通算3勝目を飾った。
 
 5月に腰の手術を受けて復帰8戦目。原は初日から60台を並べると、単独首位
から出た最終日も1イーグル、3バーディ、1ボギーの「68」をマーク。
通算15アンダーで2021年11月の大王製紙エリエールレディス以来となるツアー
通算5勝目を挙げた。  
 1打差の単独2位から逆転を狙った菊地絵理香はノーボギーの「70」でプレー
するも、通算12アンダー単独2位でメジャー初制覇はならず。 
 木村彩子、青木瀬令奈が通算8アンダー3位タイ、森田遥、申ジエ(韓)、
ペ・ソンウ(韓)が通算7アンダー5位タイで続いた。  
 古江彩佳は通算6アンダー8位タイ、3週連続優勝を目指した岩井明愛、稲見
萌寧は通算4アンダー14位タイ、小祝さくらは通算3アンダー20位タイ、山下
美夢有は通算イーブンパー29位タイ、岩井千怜は通算1オーバー36位タイで
大会を終えている。
 
                       (以上 my caddieより)
 
 
                        (写真はGetty Imagesより)
 
風光明媚な福井県、芦原ゴルフクラブ 海コースで行われた伝統の日本女子
オープンは、1打差の首位でスタートした原英莉花プロが「エリカ」対決を
制して今大会2勝目、メジャー通算3勝目を飾りました。
 
それにしても強かった。初日からロングパットをビシビシ決めて4日間すべて
60台。今まではここぞの場面でパットが決まらず優勝を逃すイメージのあった
原プロですが、今大会はほぼ完璧と言っていいほど隙のないゴルフ。
悪天候も海からの強風もものともせず。得意のフェードで豪快なショットを
飛ばすとコースマネジメントもお見事で、加えて何より長いパットがどんどん
入ってスコア差以上に独走だったと思います。
原プロというと、173cmの長身から放つ豪快なドライバー、モデルさんのような
佇まいでゴルフ場にいたらひときわ目立つ存在ですが、昨年よりかなり苦しんで
いた感じ。昨年は開幕から不調でシーズン半分を過ぎてからランキングを上げて
きた印象があります。そして今年は椎間板ヘルニアの手術をして8月にようやく
復帰、そして8戦目でメジャー大会制覇ですからお見事というしかありません。
私も今年はヘルニアで散々痛い目に遭っているので、原プロの復活は自分のこと
のように嬉しいですね。歩くのも辛かった状態から手術を決断、リハビリを経て
の優勝ですから今までの優勝の中で一番嬉しかったのではないでしょうか。
これで通算5勝のうち、3勝がメジャー大会での勝利。名前の通り「花(華)が
ある選手ですから、一皮むけた感じがある今大会の勝利でますますゴルフに磨き
がかかるでしょう。原プロは今年、米女子ツアーの最終予選にチャレンジ、来季
は海の向こうでのツアーに参戦する意向ですので、是非とも頑張ってもらいたい
ですね。日本女子オープンの優勝、おめでとうございます。
 
その他の選手では、2位のエリカ様、菊地絵理香プロの健闘が光りました。
1打差でスタートして一度は追いついたのですが、飛距離で優位に立つ原プロ
が徐々に差を広げ、惜しくも2位。それでも懸命にパーを拾って最後までギャ
ラリーを楽しませてくれたのは、菊地プロの粘りのあるプレーのおかげですね。
今大会も惜しくもメジャータイトルを獲得できませんでしたが、上田桃子プロと
並んで一度はメジャーのタイトルをとらせてあげたい女子プロですね。
 
米ツアーから一時帰国の古江彩佳プロ。私のイチオシで逆転優勝をしたのですが、
強風に翻弄され、らしくない出入りの激しいゴルフ。1番でいきなりイーグルを
決めるなど一時は首位と3打差に迫ったのですが、珍しくショットが荒れに
荒れてインに入ってからは全くといっていいほどピンに絡まず。結局この日は
1オーバーとスコアを落として8位タイになってしまいました。古江プロには、
所属の富士通の試合があるので、ここで3年連続優勝を期待しています。
 
ゴルフの話題はここまで。
続いては昨日東京ドームで行われたプロ野球、巨人対ヤクルトの最終戦。
試合は巨人が1-0で勝利したのですが、試合の結果はさておき、この試合で
松田宣浩内野手の現役引退セレモニーが行われました。
 
松田選手と言えば滋賀県出身で名門中京高校、亜細亜大学を経てソフトバンク
に入団。17年をソフトバンクで過ごして今年は巨人。
キャンプの時からひときわ大きな声を出し、チームを鼓舞してきましたが、
シーズンに入ると2軍での生活が続きました。たまに1軍を上がりましたが、
慣れない二塁手での失策、打撃面でもかつての精彩はなく1年で巨人のユニ
フォームを脱ぐことになりました。
そんな松田選手ですが、それでも昨日は生え抜き選手のような盛大な引退
セレモニー。
これはひとえに松田選手が今まで積み重ねてきた実績と人徳の賜物。
2軍に落ちても腐らず、コーチと練習を重ねるその姿はまさに野球選手の鑑。
そんな松田選手の背中を見て練習を積んだ巨人の2軍は優勝を決め、二岡監督
を胴上げ。1軍では活躍できませんでしたが、チームには十分松田スピリットを
残してくれたのではないでしょうか。
昨日の試合では、6番サードで先発出場、守備機会も無難にこなし、打席では
松田選手らしいファールを打った時に片足でクルっと回る姿も。2打席で安打
は出ませんでしたが、一度守備についてベンチに帰るときには、大観衆から
温かい拍手がふりそそいでいました。試合はホームランを打った岸田選手が
松田選手の「熱男!」ポーズを決め、松田選手の門出を祝福。
試合終了後のセレモニーではご本家「熱男!」ポーズを大観衆全員と披露、
ファンとの別れを名残惜しそうに時おり涙を見せながら場内を一周しました。
 
今後は未定ですが、また指導者としてユニフォームを着てくれたらチームが
明るくなるだろうと思いますね。
松田選手、18年間の現役生活本当にお疲れさまでした。
「熱男!」スピリットはジャイアンツの若手が継承しますよ。
 
 
                           
                          (写真はスポニチより)
 
そして海の向こうのメジャーリークでは大谷翔平選手の本塁打王が確定。
日本人が米大リーグで本塁打王を獲得したのは、大谷選手が初めてという大快挙。
二刀流で活躍する大谷は投手として10勝、打者として40本塁打以上ですから
もう常識を超えていますよね。今年は終盤手術をして有終の美を飾れません
でしたが、この偉業で今年もMVP候補。
来季はどこのユニフォームを着ているかわかりませんが、打者に専念して
50本塁打以上を目指してもらいたいですね。