ルーキー・神谷そらがツアー初優勝

95期生一番乗りのスピードV

<フジサンケイレディス 最終日◇23日◇川奈ホテルゴルフコース 
富士コース(静岡県)◇6457ヤード・パー71> 
 
国内女子ツアー今季8戦目の最終ラウンドが終了した。
20歳ルーキーの神谷そらが1イーグル・2バーディ・6ボギーの「73」をマーク。
トータル4アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を果たした。 
1打のリードを持って後半に入った神谷だが、後半11番から2連続ボギーと失速。
一時は首位の座を明け渡すことになるが、終盤14番、17番でのバーディで首位
返り咲き。最終18番ではウィニングパットを沈めると、満開の笑顔でギャラリー
の歓声に応えた。 
神谷は昨季のプロテストをトップ合格。同期生(95期生)の中ではツアー優勝
一番乗りとなった。プロ転向後、日本ツアー8試合目での優勝は歴代4番目の
スピードV。 
トータル3アンダー・3位タイに安田祐香、岩井千怜、ルーキーの荒川怜郁。
トータル2アンダー・5位にペ・ソンウ(韓国)が入った。 
昨年覇者の高橋彩華はトータルイーブンパー・10位タイ。前週Vの岩井明愛は
トータル3オーバー・27位タイだった。アマチュアで唯一決勝に進んだ都玲華
はトータル5オーバー・36位タイでベストアマを獲得した。 
 
【最終日の上位成績】 
優勝:神谷そら(-4)
2位:安田祐香(-3) 
2位:岩井千怜(-3) 
2位:荒川怜郁(-3) 
5位:ペ・ソンウ(-2) 
6位:吉田優利(-1)
6位:上田桃子(-1) 
6位:野澤真央(-1) 
6位:平岡瑠依(-1)
 
 
                 (以上 記事はALBA Net   写真はGDOより)
 
戦国時代の様相を呈している今年の日本女子プロゴルフ界にまた新たなニュー
ヒロインが誕生しました。
優勝したのは昨年プロテストに合格したばかりのルーキー、弱冠20歳の神谷そら
プロ。ただし、プロテストではこの神谷さんがトップで合格したので実力は折り
紙つき。今年中に優勝するかと思っていましたが、こんなに早い時期にその時が
来るとは思ってもいませんでしたね。
 
プレースタイルはとにかくよく飛ばす感じで豪快そのもの。ルーキーながら
貫禄十分のスケールの大きさを感じさせる若手ですね。最終日はトップでスタ
ートしながらさすがにプレッシャーを感じたのか、一時はボギーを連発して
首位を明け渡すことも。それでも持ち前の飛距離でイーグルをとったり、終盤の
勝負所で首位を争っていた安田祐香、岩井千怜プロがボギーで後退する中、
パー3の17番で見事にバーディーを決め、初優勝を勝ち取りました。
豪快なプレーとは裏腹にインタビューでは小祝さくらさんばりのほんわかムード
で初々しく答えていた神谷プロ。途中、今までの苦労と家族のサポートに感極
まって涙する場面もありましたが、終始笑顔で対応する彼女の温かい雰囲気に
ギャラリーも温かい拍手で祝福していました。
神谷プロ初優勝、本当におめでとうございます。
 
その他、私の「推し」の吉田優利プロは着実に上がって6位タイ、岩井千怜
プロは最後まで優勝争いをしましたが、最後に崩れて惜しくも2位タイ。
上位では吉田プロと同世代で今季好調の安田祐香プロが初優勝目前で崩れ
惜しくも優勝を流して大粒の涙を流していましたね。本来の実力が徐々に
発揮できているシーズンですので、早い時期に優勝もあるのではないでしょうか。
またベテラン上田桃子プロがあわやホールインワンという見事なショットを
披露するなど6位タイに食いこみました。
 
それにしても川奈の名門コースは本当に風光明媚で素晴らしいゴルフコース。
海からの風と砲台グリーンに苦しむ選手が多い中、優勝した神谷プロはじめ
上位に入った選手はさすがの技術を見せつけてくれました。
 
今年も現地へ行きたい私ですが、最近は椎間板ヘルニアか坐骨神経痛の痛みに
悩まされて現在歩くのも一苦労の状態。今年は地元での開催はないので、兵庫
県への遠征も考えていますが、とにかく腰の状態の悪化としびれの解消を
克服しないととても18ホール回ることはできませんね。若手の台頭もあって
見たい選手が増えてきたのでなんとか治して現地観戦したいものです。