古江彩佳2戦連続3位 65で19位から

急浮上「7アンダーを出せてうれしい」

 
 ◇米女子ゴルフツアー ドライブオン選手権最終日(2023年3月26日 
米アリゾナ州スーパースティション・マウンテンGC=6690ヤード、パー72)  
 
19位から出た古江彩佳(22=富士通)が7バーディー、ボギーなしの65の
好スコアをマークして通算19アンダーで3位に入った。米ツアーでは2月上旬
のHSBC女子世界選手権に続き出場2戦連続の3位となった。
  
4打差を追いかけた古江はパー5の2番でバンカーから1・5メートルに寄せて
バーディー。3番で2メートルにつけて連続バーディーを奪い、序盤で波に乗った。
8番ではカラーから6メートルをパターで沈めて、10番では4メートルのバーデ
ィーパットをねじ込んだ。  
 
14番で2・5メートルを決めて首位に並ぶと、17番パー3で80センチにつけて
バーディーとし単独首位に立った。 
 
さらにパー5の18番で2オン。20メートル近いイーグルパットを30センチに
寄せてバーディーフィニッシュ。クラブハウスリーダーとなった。  
その後、抜かれて米ツアー2勝目には届かなかったものの、4日間60台を並べて
好調ぶりを見せつけた。 
 
WOWOWのインタビューでは「ドライバーショットが曲がったりしたが、
うまくセカンドを寄せたり、パターも入ったり、ノーボギーで回れて良かった。
(順位は)何となく分かっていた。後ろの方はホールが残っているので、できる
だけ伸ばさないとなという感じはあった。7アンダーを出せてうれしい」と笑顔
で振り返った。
 
 
                 (記事、写真ともスポニチアネックスより)
 
米女子ゴルフツアードライブオン選手権最終日、前日まで19位の古江彩佳プロ
が、7アンダー「65」の猛チャージ、一時は単独首位に立つなどツアー2勝目が
期待されましたが、最終的に19アンダーで前週に続く3位となり、今季絶好調
ぶりをアピールしました。
 
私のイチオシの古江プロ、昨年はルーキーながらツアー初優勝。あの時は最終日
に「62」をマークして大逆転V。今週もその時を彷彿とさせるバーディーラッシュ
でツアー2勝目も期待されましたが、惜しくも3位。早朝よりWOWOWで観てい
ましたが、ショット、パットともに昨年より一段と進化していますね。
飛距離こそ出ないものの、常に冷静沈着、自分の型を持っていてどんなコース
にも対応できるのが彼女の強み。パターがいいと本当に爆発力がありますね。
昨年は地元のTOTOクラシックで初めて彼女のプレーを堪能。その時はあまり
調子は良くなかったのですが、それでもオーバーパーを叩かないのが素晴らしい
ところ。ミスショットをしても露骨に怒ったりしないし、アンガーコントロール
ができる本物のプロですね。今年も米ツアーでは古江彩佳プロ、国内では吉田優利
プロを私の推しで行きますね(^^)/
 
今大会では渋野日向子プロも絶好調。スイングを矯正して好調をキープ「シブコ
スマイル」が戻ってきました。彼女は爆発力がありますからね。調子がいいと
手がつけられない感じで、今大会も一時は3位まで上昇しましたが最終日に伸びず
16アンダーの7位タイ。今季は大いに期待できそうです。先日、アルバトロスを
達成した笹生優花プロは13アンダー23位タイ、勝みなみプロは3アンダー74位
でした。勝プロと予選落ちした西村優菜プロはルーキーですからね。米ツアーに
慣れたら実力発揮すると思います。そろそろ畑岡奈紗プロも出てくるので、今年は
この6人から目が離せません。
 
日本では地元宮崎出身の26歳山内日菜子プロが初優勝。今年は優勝者が目まぐる
しく替わる群雄割拠の年になりそうです。