8月4日(日) 広島対阪神 18回戦 9勝9敗
阪神 000 020 300 5
広島 520 003 00X 10
勝 九里 6勝5敗
S
敗 岩田 3勝4敗
初回から阪神・岩田を攻略、一死から菊池、バティスタの連打でチャンスメイクすると、誠也、會澤の連続適時打で2点を奪うと、走者を2人置いて、今日1塁スタメン出場のメヒアが3ラン。怒涛の5連打で5点、最高過ぎるスタート。2回も岩田が続投し、一死から西川が二失で出塁、菊池が繋ぎ、二死から誠也、會澤の連続適時打でこれで2回で7点目を奪う一方的な試合展開。
2回で7点リードとこれ以上ない援護を受けた九里が、3回まで1安打と安定感ある投球で、反撃の糸口すら作らせない投球。だが、4回から降板する6回までの3イニングは、毎回先頭打者の出塁を許す苦しい内容。5回はマルテに四球を与え、二死までは行くも代打・原口に2ランを被弾を許しての2失点。
6回も先頭の糸井にヒットも大山を併殺に取る。あっさり二死とするもここから連続四球でピンチを作る。ここは無失点でしたが、久しぶりに100球限界の九里を見た気がします。それでも今の先発で一番安定感のある投手なのは間違いない。今回の登板の課題を受けて、次回登板でも継続して計算できる投球に徹して貰いたい。
原口の2ランで5点差となり、序盤の攻撃の勢いがかすんで来た6回でしたが、一死から菊池がヒット、バティスタが三振で二死とするも、誠也が四球を選び、會澤がプロ入り初の1試合4安打目が適時打となり、更に途中出場の野間が2点適時打も本塁を狙うも憤死ながら、この回だけで3点追加。点差は大きく8点へと開いた。
8点差で2番手は誰かと思えば、何と遠藤。昨日も失点したし、この点差で投げさせる意味が分からない。案の定と言っては悪いが、3連打で無死満塁の大ピンチを作ってしまうと、糸原の適時打に小園の送球エラーで一挙、3失点。続く糸井を中飛に抑えた所で、中継ぎで一番頼れる存在となった菊池保へスイッチ。
点差はまだある場面でしたが、これ以上失点すると阪神に勢い付きそうな場面でしたが、大山を中飛、ソラーテを三振に斬って抑えて無失点。8点差でも勝ちに行く継投と言うのも大事でしょうが、昨日投げた遠藤以外の選択肢も十分にあったはず。しかも昨日も球が高く2失点しており、疲労度も高いのは分かっているはず。
ここ数年の継投を見ても、点差があっても勝ちパターンをつぎ込むケースは頻繁に行っている。恐らく勝ちパ以外の投手を出して、ひっくり返されることに抵抗が強いのだろうが、そういう登板過多の継投のツケで昨年の今村や、今年の中崎らは輝きを失ってしまった。
僅差なら勝ちパの登板が多くなってしまうのは仕方ない部分はある。だが今日の8点差なら登板機会の少ない島内、連投テストの意味を兼ねた中崎の登板、また調整登板の中村恭で十分乗り切れたはず。目の前の試合の勝利に対する執念も必要だが、明日の勝利に備える周到さはもっと大事ではないだろうか。
序盤の大量点でいい流れでしたが、終盤の継投には大いに不満が募った。まあ、それでも5カード連続での勝ち越しが決まりました。大型連敗を脱出し、チーム状態は確実に良くなってます。今年はチーム状態の上下が激しい乱気流状態ですから、また落ちる時期が来るかと思うと怖いが、もう最後まで一気にシーズンを駆け抜けて欲しい。