神は願いを叶えない | 舞姫の「世界が面白いじゃんね」

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詩人ですが、アニメも、映画も、岡田斗司夫も、絵画も、建物も、怪談も好きなヲタクのブツブツブログ。

夫が

「神社巡りやパワースポット巡りって、

どうも見てて気持ち悪い」

と、言う。

私はまさに神社やパワースポットに行ったりするのが

楽しみだったりもするから

なぜそう思うのかと聞いてみた。

 

「とにかく、何からでもいいから、

自分のためになるものをもらってこようとするエゴと

依存的な思いを感じるから好きじゃない」という。

 

でも、パワースポットだよと言われているところに行って

なんとなくパワーをもらったかもと思って、

少し元気が出たり

希望をもてたりするんだからいいじゃないと

私は言った。

 

しかし、なんとなく生理的に居心地悪く思うんだそうである。

まあ、なんとなく言わんとすることは

わかるような気がするが

そこまでネガティブにとらえる必要はないのではないか。

神社仏閣や自然に触れるのはなんとなく

良いことのような気がするのだから。

 

しかし、自然や神社になにか期待するのは

慣習のようにやっているとはいえ

すこし変なことかもしれない。

 

祈りは捧げるものであって

決してもらうものではない

 

もし、願って何かをかなえてもらったら

むしろそれ相応の捧げものをする必要が

あるだろう。

お金をたくさんお賽銭箱にいれたから大丈夫?

いやいや、神様の欲する捧げものは

私達が考えるようなものではないかもしれない。

それこそ昔は血や命を捧げていたのだ。

 

私ももしかしたら

昔いろいろお願いしたことのツケを

払っているだけなのかもしれない。

 

苦しくて何にでもすがりたい気持ちは

人一倍わかっているつもりだが

 

祈りは捧げるもの

 

というスタンスは忘れてはいけないと

ふと思った。