クックタウンから、ケアンズにもどります。ケアンズでは、ホテルに泊まり、私は、日本に戻り、ピートさんは、単身、キャンピングカーで、ブリスベンに戻ります。

出発前、ピートさんをひとりで帰らすのは、全く申し訳ない、他のルートを考えようと言ったのですが、「帰りは、行きとは違う内陸の道を通るし、友人の牧場に泊まらせてもらいながら移動するから、全然、問題ない」と譲りません。結局、お言葉に甘えることにしました。そのかわりという分けでもないのですが、ケアンズでは、私の支払いで、ゆっくりホテルに泊まってもらって、労をねぎらうことにしました。

クックタウンからダイレクトにもどるのは、きついので、来る時にも泊まった、エリスビーチ沿いのキャラバン・パークに一泊することにしました。「ここが最高だ」とピートさんが呟いた場所です。

今回も、ビーチの目の前に、クルマを止めることができました。これが、最後の車中泊。夜、トイレに起きると、明るい月がパークとビーチを照らしています。

そのまま、夜明けを待つことにしました。

 

 

月から太陽への、見事なバトンタッチが、南太平洋の海原の上に展開していきます。