この空は世界中に広がっている

雲は流れ、くっついては離れる

この空の下で君は何を考えているのだろう

何を見ているのだろう

俺は君の事を何も知らない

そんな君が持っていたのは白紙のメモ

そうか、何も知らないならそれでいい

これからの事をこのメモに書いて知っていけばいいんだ

解らないなら知ればいい、きっと解るさ

君はそのためにいるのだから

さぁ、メモに何を書こうか
空を見上げるのはそれが美しいと知っているから
それとも美しさを求めるからか

海を見下ろすのはその広大さに感動するためか
それとも自分の小ささを実感するためか

そのような事をするのは自分が生きていると感じるためか
それとも何故生きているかを知るためか

意味があって無意味なこと
無意味であって意味をなすこと

世界には矛盾が絶えず生まれ
矛盾が世界をかたどる
地上に這いつくばる俺達

逃げ場はなく、迷宮のように広がる町並み

そこはとても狭く広大なラビリンス

でも空は違う

どこまでも広がる

空は青く、雲は白く、ただそれだけ

そこで自由に踊るだけでいい

俺達はそんな空があるのを忘れているのかもしれない

こんなにも近くにあるのに見上げようともしないのだから