日曜写真家トモのフォト日記

そこに足を踏み入れれば、ただならぬ雰囲気と臭いを感じ取ることだろう。新郎がいうところの、摩周湖まで来たならもう少し足を伸ばして、ぜひ見ておくべきだという硫黄山だ。車を降りると硫黄の臭気が辺り一面に漂い、視界には至る所から濁った煙を吐き出す山が見えた。


その煙の元を間近で見ようと山に近づいていく。硫黄の臭いがますます濃くなる。大地の裂け目が至る所に存在し、それはあたかも自ら意志を持って猛烈な勢いで硫黄臭のする蒸気を吐き出す生き物のようにも見える。


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結婚式の翌日、新郎も伴って釧路周辺をドライブすることになってきた。せっかく釧路に来たのだから、という新郎の配慮からだった。その日は、朝からあいにくの曇天だ。けれども曇りの日にしか見られない景色もあるだろう。


釧路から2、3時間程度車を走らせただろうか。俺たちは小雨が舞う摩周湖にたどり着く。日本一の透明度を誇るこの湖は、青色以外の反射が少なく、晴れていれば摩周湖ブルーといわれる鮮やかな湖面をみせるという。雨の中の摩周湖は深い鉛色の光を映し出し、7000年前の巨大噴火によって形成されたその雄大な地形と歴史を我々に投げかけてくる。

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列車での小さな旅を終え、釧路に戻って皆と合流した。夜の釧路の街もそれほど人通りが多いわけではない。時折居酒屋へ向かう集団やカップルとすれ違うのみで、閑散としている印象だ。


そうそう、街を歩いていて気になるのがコンビニだ。北海道全域でそうなのか、あるいは釧路だけなのかはわからないが、この地ではコンビニといえばオレンジの看板の「セイコーマート」だ。この見慣れないコンビニ以外をあまり見かけなかった。


釧路で人気の店に行こうということで我々の向かった先は「レストラン泉屋」。ここに来たらぜひこれを食べておけというのが「スパカツ」。その名が示すように、スパゲティーの上にトンカツが乗っているという豪快で男らしい食べ物だ。味もなかなかのもので、ミートソースは濃い目でカツとよく馴染んでいた。通常のものでもかなりの量で、友人の一人は大盛りを頼んでしまい、途中から青白い顔になって結局残すことになり、悔しそうにしていた。


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