米騒動は奇怪!?
令和のコメ不足が報じられている。
全く理解不能で、意味不明。
勿論、猛暑で収穫が不良、やや不良となっている状況は子供でも分かる。
そのために政府が管理して、約100万トンの備蓄米を毎年維持してきたはず。
その他にJAや総合商社などの民間在庫が約280万トンという情報もある。
要するに、オイルショック当時の昭和のトイレットペーパー騒動である。
心理的な危機感で、頭の弱い消費者が買いに走って、自宅に溜める。
悪循環である。
つまり、取り付け騒ぎと全く同類。
金融機関には一定の現金しか金庫に保管していない。
預金残高と同じ現金を保管していることは絶対にない。
当り前だが。
預金者が殺到すれば、現金の引き出しは不可となる。
常識である。
消費者は賢くならなくては駄目。
今はインターネットで、いくらでも情報が得られる。
勿論、フェイクな情報もあるが。
それは自身のフィルターで透過して、咀嚼して判断するしかない。
オレオレ詐欺に簡単に騙されるような高齢者は特に要注意。
先日も千葉県の60代の男性がSNSの投資詐欺で、7,000万円を振り込んだという事案。
桁が違うというか、呆れて絶句する。
金満な富裕層なのか?
銭儲けに目がくらんだ、男の悲劇の顛末。
これほど、注意喚起がマスコミでも頻繁に流されているのに。
新聞もニュースも見ない人間かもしれない。
自分を客観視できない人物に違いない。
自分は優秀だ、という心理に違いない。
7,000万円は本人の全財産か?
極一部なのか?
性善説は、この惑星では通用しない。
日本人のアベレージなのか、縮図なのか、平和ボケの実相が露呈している。
牛丼屋、中華料理、鰻屋、鮨屋、蕎麦屋などの店舗であればともかく、個人が慌てて米を買う必要はない。
愚劣極まる。
今は戦後間もない時代ではない。
当時は米飯が主流で、炭水化物の中心であり、大半を占めていたが、今はパン、うどん、ラーメン、パスタなど、いくらでも炭水化物は口にすることができる。
栄養不良になる心配もない。
一喜一憂、右往左往する必要はない。
因みに店頭で大幅に品薄になっているのであれば、改善の余地はあるだろう。
主管する農水省のコントロールと指導が拙劣と言える。
制度的な不備もあると推測できる。
インターネットを検索すると、複合的な要因が類推できる。
スーパーの棚から精米後1ヶ月余りで、撤去するという情報も。
それが、煎餅などの2次利用、さらには家畜の餌になるようだ。
備蓄米の古米から古古米を経ての払い下げとは別のルートである。
当面は推移を注視して、改めて総括する必要があるだろう。
いずれにしても、消費者は学習して、利発になることが求められる。
賢人は無理だとしても。
無駄なアンテナ、無駄な感度は要らないので。