マイナカードは全てを網羅する | 硝子の中年のブログ

マイナカードは全てを網羅する

  スマホの契約にマイナカードが必要というネットニュース。

新聞にも載っているが。

デジタル庁は非対面の場合はマイナンバーカードに一本化する方針を発表。

しかし、根本的な錯誤がある。

携帯電話は個人が官公庁の窓口で契約している訳ではない。

全く理解不能で意味不明。

完全に狂っている。

  行政と民間の区別が何も分かっていない。

暴走である。

つまり、異常な越権行為であり、不当行為である。

なぜ、日本人と日本の政府はここまで劣化してしまったのだろうか。

軌道を外れて逸走している。

今の日本は軌道ではなく、奇道が敷かれている。

まともな神経では有り得ないような、愚挙愚行が頻発する。

  再三引用する「育てたように子は育つ」

相田みつをの至言だが、犯罪者だけに該当する訳ではない。

日本人の言動と言質の全般に通底する。

非常識が常態化しつつある。

「善良な」「良心的な」という日本語も死語になるだろう。

日本人のDNAが何らかの位相で変異してしまったと推量できる。

  話を戻すが、携帯電話は総務省の許認可で運用されていることは分かるが、日常の業務まで細かく口出しする策謀は、国家の指揮統制下に全てを置く狙いであり、時代に逆行している。

21世紀とは思えない。

暴挙の助走路と言える。

戦前のデジャヴである。

1ミリの逡巡もなく、威圧と威嚇を常道とする。

完全な中国化である。

自由度も多様性も認めない。

これが殺された安倍の当時から導入された、醜悪な右傾化の本質であり、実相である。

民主主義ではなく、国家至上主義に移行する経過と言える。

似非の右翼のくせに。

  さらに、パスポート申請手数料もマイナカード不使用の場合は高くなるという情報。

このように、任意だったはずのマイナカードを半強制的に浸透させ、普及させるため、様々なカテゴリーの手数料で差別を断行する。

極めて姑息な手法であり、邪道と言える。

早晩、運転免許も、国公立大学受験も、印鑑証明も、戸籍抄本も、登記簿謄本も、埋葬許可証も全ての料金が差別的な扱いになるだろう。

学校の給食費も教師が徴収するのではなく、口座引き落としをマイナカードで手続きすると、次月から半額になる制度が導入されるかもしれない。

  こうして、外堀から埋めて、マイナカードを所持していない者は非国民という認識を植え付けるつもりだ。

これは強権的であり、恐怖政治に等しい。

個人は国家を形成する一つのピース、駒に過ぎないという観念。

その構図に国民を順応させて、洗脳していく。

麻痺させて、不感症にさせていく。

無抵抗にさせていく。

従順な国民に仕上げていく。

その行程の初期段階である。

大多数の平和ボケで思考停止の日本人に向けては、難しいタクティクスではない。

それが本音のはずだ。