一人という行動原理&美学 | 硝子の中年のブログ

一人という行動原理&美学

  昨日の番組「上田の女が吠える夜」

殆ど見ませんが。

明石家さんまの番組の亜流のような。

昨日のテーマは① せっかち派VSのんびり派 ② 人好きVS人は無理

後半のテーマが面白い。

タレント本人の異常性が、あるいは社会性の欠落が露呈。

病的なケースも。

  芸能人に特有?

それとも、世間一般に浸透?

一人で病院には行けないとか、テレビ電話を10時間以上も繋いでおくとか。

一人で外食は無理とか、一人でカラオケは無理とか。

さみしがり屋だったり、自己中心的だったり。

「一人は無理だから、一緒に棺桶に是非」などという、ホラーサスペンス的な脚本が書けそうな。

  番組は毒気と笑いが交錯していました。

面妖で、人間性を疑うようなエピソードトークも。

再三引用しますが、やはり中庸が肝要で。

そして、ケースバイケースかと。

例えば、私は未経験ですが、一人焼肉も理に適っているかと。

好きな肉や副菜を自分の好きな量とペースと順番で食べたい人には正解かと。

また、一人カラオケも同じく。

一人キャンプ、いわゆるソロキャンは極み?

  番組とは関係ないですが、動物園も一人で行く、という人も。

海外旅行に一人で行く人もいるからねぇ。

一人遊園地も可?

一人ディズニーリゾートとか、一人花やしきとか。

一人ゴルフは流石に無理というか、予約が不可かと。

一人ボウリングは有り得る。

銭湯って、一人が普通というか、珍しくもない。

スーパー銭湯は微妙?

映画も一人が最適。

  いずれにしても、職場旅行・団体旅行など無くなる訳です。

絶滅危惧種?

要するにコミュニケーションの時間として一定の妥協なのか、それさえもプライベートタイムは一切拒絶する傾向・志向なのか、性格なのか?

他者との交流って、距離感って難しい時代なのかも。

電脳遊戯や仮想現実が自遊時間や余暇活動の主流になって、この趨勢になっていると推測できます。

インターネットやSNSで退屈しないから。

当然、読書人口は激減し、書店の廃業は進んで、斜陽産業の極み。

  いずれにしても、他者との接点や接触は最小限に、というベクトル。

これで少子化に歯止めは掛からないかと。

当然、消防団員も減って、献血する人も減る。

互助は成立せず、自助だけ?

これって、現代の病理・病巣かもしれない。

誰も体系的に分析し総括して、真剣に提言しないけど。

源流は昭和の東京五輪の頃から認識されるようになった、核家族化から始まっている、と推量できる。