JR東日本 ⇒ 事故の顛末 | 硝子の中年のブログ

JR東日本 ⇒ 事故の顛末

  このブログでも再三、このフレーズを使うが、日本人の劣化が酷い。

一昨日のJR東日本の運休。

東京=高崎間で終日続いた。

283本が運休。

原因は架線を張っておくための、鉄のウエイトを吊るす器具の破断。

明かな経年劣化。

  内部規定では使用期間30年を目安に交換を検討する、という内容。

これ自体がお粗末の極み。

今回は38年間使用していた。

中途半端で曖昧な規則だから、今回のような事故を招く。

必ず30年で交換すべき。

車検は必ず一定の年数で実施する。

目安なんてことはない。

当り前だが。

  JRの説明として、目視で確認していたという保身の釈明。

そんなものは1ミリも役に立たない。

視認で分かるくらいだったら、その前に脱落しているだろ。

21世紀にアナログ過ぎる。

論外。

初歩的なヒューマンエラーですらない。

何のためのAI?IT?DX?なのか。

  マンパワーが足りないという背景もあると思うが。

それも含めて、公共交通機関として無責任かつ無能。

予算と経費の使途が狂っている。

一例に過ぎないが、上野東京ラインの建設に400億円を投入するのであれば、保守点検を徹底すべき。

優先順位が違う。

 政府と全く同一のベクトルである。

同心円の観念及び原理である。

リニアモーター、外郭環状道路、整備新幹線、首都高日本橋の地下化など、国是国策として国交省が主導、若しくは認可する新規建設には数千億円あるいは数兆円の単位で予算計上し、事業執行するが、日常生活に直結する水道管や一般道路・橋梁の劣化や損耗は無視する。

地味で目ただない、選挙対策にならない施策や事業は視野の外に置く。

政治ブローカーという名の寄生虫に等しい。

怠慢と不作為という次元ではない。

醜悪で最悪。

辟易する。

  これも全てが自民党政権の外道・邪道に起因する。

それを容認する有権者の、政治的偏差値の低さが元凶と言える。

今回の事故は日本人の最大公約数の態様であり、縮図と言える。

日本は決して、クールジャパンなんかじゃない。