・・・・・「211、{1071、★伊藤整:夕映えが美しいように、晩年の場所から見た世界は美しいのです。}、{1072、★マドモアゼル・愛:子供の時節に親から自由意志を奪われえてきた子供たちは、そのことに自分が気づかない限り、いつまでも自分で物事を決める、ということができません。何かを決断しても、すぐに他人の意見や周囲の状況に揺れ動かされえてしまいます。}、{1073、★夏目漱石:春は眠くなる。猫は鼠を捕る事を忘れ、人間は借り入れのある事を忘れえる。時には自分の魂の居所さえ忘れえて正体なくなる。}、{1074、★マドモアゼル・愛:立派に成長して会社で大勢の部下をもちえるような人でも、企業のトップでも、はては政治家にいたるまで、妙な話ですが、他人の考えに左右され、人の持ちえる物にさえ影響されえることがあります。}、{1075、★クリスティーヌ・ド・ピザン:私はひとり、行くのであれ、とどまるのであれ。私はひとり、地上の何よりも。私はひとり、誰からもかえりみられず。私はひとり、打ちひしがれえて。私はひとり、しばし涙に泣きぬれえて。私はひとり、心を通わせる人もなく残されえて。私はひとり、今わたしの苦しみははじまりました。私はひとり、あらゆる悲しみに身をさらし。私はひとり、桑の実よりも青ざめて。私はひとり、心を通わせる人もなく残されえて。}」・・・・・つづく・・・・・→→→