水曜日にばあちゃんの葬儀が無事終わった。
限られた人数での葬儀だったけど、
ばあちゃんをよく知る人たちに見送ってもらえて、幸せな旅立ちになったんじゃないかな。
息を引き取る前に間に合わなかったからなのか、
職員にうざがられてもいいからもっと会いに行けばよかったという後悔なのか、
棺に眠っていた小さくなったばあちゃんと、
遺影のなかの笑顔のばあちゃんが別人に見えるからなのか、
まだばあちゃんが亡くなったっていう実感がない。
病院で看取って、
湯灌で体洗って、
お花と手紙をあげて、
『ありがとう』と言って見送ったのに…
まだどこかにいて、
シルバーカーを押して、
笑って待っててくれてる気がしてならない。
もう、手をつないだり、
体を支えたりしてあげられない。
ばあちゃんは、わたしがしてきた以上にいつも手をつないでくれて、抱きしめてくれた。
全然、足りないよ…
ばあちゃんの手をもっとつないでいたかった…
ギュウってしてあげたかった…
ごめんね…ばあちゃん…