京都で、春の桜や秋の紅葉を見に出かけるとき、必ず目にするスポットがあります。

それは、巨大な木造建築のひとつに三門(山門)があります。

 

京都の三大三門は、下記のお寺にあるといわれています。

詳細の歴史的な背景等々の説明は抜きにして、すこし調べてみました。

 

■知恩院

東山区にある知恩院(ちおんいん)の三門は、高さは24メートル、横が50メートルの巨大な門で、木造の門としては国内最大級です。三門のまえには、20段少しの石段があり、その上に立てられているので、下からみると数値以上に大きくみえます。


 

■南禅寺

左京区にある南禅寺(なんぜんじ)の三門は、高さ約22メートルあります。


 

■仁和寺

右京区にある仁和寺(にんなじ)の二王門(におうもん)は、高さ18.7メートルあります。


 

京都には、そのほかにも三門はいくつかあります。

■東福寺

東山区にある東福寺(とうふくじ)の三門は、高さ約22メートルあります。


 

■東本願寺

下京区にある東本願寺には、御影堂(ごえいどう)は、高さ27メートル、正面が21メートル、側面が13メートルで、木造建築の山門としては世界最大級と言われています。


 

京都の山門では

■金戒光明寺

左京区にある金戒光明寺(きんかいこうみょうじ)の山門は、高さ約23メートルあります。


 

日本三大門という全国エリアでみると・・

南禅寺の三門、東福寺の三門、山梨県の久遠寺(くおんじ)の三門がいわれています。

 

三門と山門の違いを調べてみると山門はお寺の門全般を指していて、三門は三解脱門の略で通常は禅宗の本山等にみられる二重門のことだそうです。例外的に、知恩院や金戒光明寺などの浄土宗の寺院にもあるようです。

三門は、教えを秘めた特別な山門と解釈できそうです。(いろんなサイトの解説を一通り読んだ個人的な理解です)

 

純粋に高さだけではない何かがあって、選ばれているようですが、

高さの数値だけでみると、東本願寺、知恩院、金戒光明寺、南禅寺、東福寺、仁和寺という順番になるようです。

標高や石段などを考慮にいれると、また、順位がかわってくるのかもしれません。

 

地図アプリで門の前の石段の下で標高を調べて見ると。。

見晴らしだけで見ると仁和寺か、石段の多い知恩院、南禅寺あたりが見晴らしが良いことになるかもしれませんね。


「参考値」

東本願寺 標高30m

知恩院  標高54m

金戒光明寺 標高64m

南禅寺   標高58m

東福寺   標高55m

仁和寺   標高76m


目の前から見上げると、巨大な建物で、春や秋の特別拝観の時期にのぼってみると、市内を見渡せる景色も素晴らしいです。

お時間があるときに、巡ってみるのも面白いかもしれません。