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米国株市場で、“個人投資家の逆襲が始まった”と1月後半から紙面をにぎわせています。

いくつかのことが重なって起きたことですが、近年米国株式投資が投資用アプリの手数料の無料化で多くの人が株式投資に参加、そして、コロナで自宅で過ごすことが多くなり、給付金で潤ったさまざまな個人投資家が市場に参加して、一部が大口の投資家になってきているのが要因の一つです。

 

そうして余裕ができた若い個人投資家は、SNSを屈指し、GAME STOP(GME)株のを買うことを呼びかけ、売り玉を持つヘッジファンドに一矢報いようと反撃しているということなのですが。

“Avengers, Assemble” との一声は、いかにもアメリカらしいと思いました。

ただ、実際に、このAvengersはヘッジファンドを倒すことができたのでしょうか?

答えはNoです。

 

確かにヘッジファンドは多少は痛手を受けたと思います。

 

しかし、一番痛手を受けたのは、同じ個人投資家です。

大きく利益をだした人も確かにいますが、価格上昇の後半に乗ってしまった方々は明らかに大きく損益を出してしまっているのです。それでも買いのままホールドし続けるという個人投資家もいるようです。

これは、非常におかしな状態です。

 

そもそも、ヘッジファンドがなぜ“売り“をホールドしているのかを考える必要があります。業績が良い銘柄を空売りのホールドし続ける機関投資家はいません。

そんな業績が低迷している銘柄を、SNSで人を集めて買いあがるというような恣意的な市場操作は、株式投資ではあってはならないことです。

 

ヘッジファンドの空売りは、確かに、ファンドの利益を上げるために、(自社の決済処理の関係、需給状態、日柄など)さまざまな理由で行き過ぎた売買になっているケースも多く見受けられます。しかし、大きく俯瞰してみれば、そういった空売りも含め、その企業の価値を凡そ正しく表しているのが株価です。

 

それを考えれば、今回のような市場操作は決して対抗手段にはなっていないということ、犠牲になったのはこの波が起きた後半に飲み込まれてしまった個人投資家であるということを理解してほしいと切に願っています。

 

 

Avengersが仲間同士で潰しあうのは誰もみたくない! そう感じました。