vol.1153
こんにちは!
国立市で
美と健康を
美療という視点でケアし
健康美容長寿の
実現を目指す
美療室ricoを経営しています
三島忠です
最近
頻繁に感じることがあります
私が
担当させていただいている
お客様は10年以上の
お付き合いのお客様がほとんど
20年来のお客様も
数多くいらっしゃいます
長く担当させていただいていると
髪質の変化を感じとる
ことができるのですが
最近
「アレ?」
と思うことがよくあります
なんか
髪にハリコシが出て
「ボリュームアップ
してませんか?」
と
感じることがあるんです
お客様に尋ねてみると
「勧められた
湯シャンを試してるの」
というお応えが
「毎日はできないけど
なるべくシャンプーを
使わないようにしてるの」
全ての方に
当てはまるわけではないけれど
湯シャンの効果が
出ているお客様が増えています
では
なぜ
湯シャン髪と地肌を
元気にするのか?
「毎日シャンプーすることは
髪や地肌にとって必要なこと?」
こんなことに疑問を抱く人は
ほとんどいないと思いますが
ricoではお客様に問いかけます
髪と地肌になんらかの
不調を感じている
末長く豊かな髪を維持していきたい
そんな方には
一度考えてみて欲しいことなのです
そもそも
人間の身体には
自分の力で悪い箇所を修復し
健康を増進させようとする
体内機能が備わっています
その力を最大限に
引き出して上げることが
老化や病気を防ぎ
若々しく健康であり続けるために
必要なことです
・修復力
・自浄力
・再生力
を
身体は持っています
髪も同じで
髪は定期的に抜け変わることで
若々しさを維持しています
毛穴から出る皮脂には
髪の毛を守る働きがあります
天然のうるおい成分とも言える
この潤い成分が
髪の滑らかさやツヤを保ち
水分を保持してくれるます
また
皮脂が髪を
コーティングしてくれているおかげで
髪についた汚れや余分な皮脂は
ぬるま湯でよくすすげば
ほとんどが落ちます
また
皮膚には
皮膚常在菌と呼ばれる
細菌が10数種類いて
私たちの皮膚を守ってくれています
そして
皮膚常在菌は皮脂を餌にして
脂肪酸を作り
人の皮膚を弱酸性に保ちます
外からやってくる細菌の多くは
弱酸性の環境では生きていけません
悪い菌を皮膚にくっつけないための
天然のバリアを皮膚常在菌は
作ってくれているのです
こうして考えると
ヘアケアのために
シャンプーは
本当に必要なのか?
お客様の美と健康を守る美容師として
深く考えさせられます
シャンプーには様々な
化学物質が含まれています
- 洗浄成分
- 脱脂成分
- 保湿成分
- 殺菌成分
- 香料
- 色素
これらが
髪が自ら健康と清潔を保とうとする
本来の働きを奪い取ってしまう
洗浄成分や脱脂成分は
髪や頭皮の
潤いを保ってくれる皮脂まで
根こそぎ落としてしまいます
しかも
その強力な作用によって
細胞のタンパク質まで
変性させてしまう
皮脂もない
常在菌もいない
肌はバリア機能を失います
無防備な状態です
この状態が続けば
頭皮も頭皮の毛細血管も
毛根も毛母細胞も
ダメージを負うでしょう
そうすれば
髪はやせ
ツヤや腰がなくなり
抜け毛が多くなり
薄毛が起こってきます
髪にも頭皮にも
健康と若々しさを
増進するための
働きが生来備わっています
その働きを高めてあげるために
私たちができることは
お湯で髪をすすいで
汚れやホコリを取り
余分な皮脂が落ちやすいように
十分梳かしてあげること
頭皮の血行を良くするために
マッサージをしてあげること
くらいでしょうか
本来
髪を健康にするヘアケアとは
そんなささやかな
習慣で十分なはずです
それでは
また明日
rico