「真夏のミステリー」 セウォル号事件の兪炳彦容疑者の白骨死体!? | ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

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韓国での暮らしを通して観た韓国社会の素顔や日韓関係、南北問題、韓流など興味を引く情報を紹介してゆきます。

韓国で沈没した旅客船セウォル号の運航会社会長で背任容疑などで手配中だった兪炳彦容疑者(73)の変死体発見に絡み、さまざまな臆測が飛び交っている。

捜査当局が潜伏先として把握していた別荘から近い場所で発見されながら、40日間も本人と気付かなかった捜査への不信も加わり、別人説まで出ている。

 当局は5月25日に別荘に踏み込んだが、兪容疑者は逃走、18日後に約2キロ離れた畑で「80%白骨化が進んだ状態」(警察)で見つかった。 遺体を見た警察官は「死後約6カ月は経過しているように見え、身長も兪容疑者とは違った」と聯合ニュースに話した。 冬用コートを着た遺体のそばには兪容疑者が飲まない酒の瓶も。  白骨化が早過ぎるとの疑念の声もある。

 「遺体は胴体と首が離れていた」との証言を報じた放送局は他殺説を提起。 遺体は別人で、DNA鑑定の試料のすり替えで兪容疑者が死亡したことにされたとの説もインターネットなどを通じて拡散中だ。

 (サンケイ  7/23)





あれだけ韓国中を騒がし、警察だけでなく軍隊まで動員して行方を追っていた兪炳彦容疑者が実は40日も前に変死体として発見され保管されていたなんて、小説みたいな話ですよね。

「あの大騒ぎはいったい何だったの?」という肩透かしの結末は韓国らしいです。

しかし、当局が潜伏先と見込んだ別荘に踏み込んだ日から死体が発見された日まで18日しかたっていませんでしたから、常識的に考えても「80%白骨化が進んだ状態」の変死体をして兪炳彦容疑者とは誰も考えなかったことも頷けますよね。





一応、DNA鑑定と指紋鑑定で“本人間違いなし”ということになっていますが、果たしてどれだけの韓国人が納得しているか疑問ですね。


『死人に口なし』ですから“セウォル号事件のすべての責任は亡くなった兪炳彦容疑者にある”ということで早く幕引きをしたい人たちは多くいるでしょうしね。


まさに「真夏のミステリー」です。

そういえば「真冬のミステリー」だった『日本人公務員の真冬のゴムボート遭難死亡事件』、あれもいつの間にかあやふやにされ、人々の記憶の中から消されてしまいましたね。