「歴史と向き合わない国に未来はない」--。朴槿恵・韓国大統領が慰安婦問題を巡る日本批判で繰り返し使ってきたフレーズだが、本当に歴史と向き合っていないのが誰か、明らかになりつつある。
6月末に韓国人女性122人が、1953年の朝鮮戦争休戦後に在韓米軍基地周辺の「基地村」と呼ばれる地域でアメリカ軍兵士を相手に売春を強いられたとして、韓国政府を相手に国家賠償訴訟を起こした。
この「米軍慰安婦」については、韓国政府が売春公認地域を指定して性病検査をし、感染者を強制的に収容する管理所まで設けたというのだから、れっきとした国家管理売春だ。外交評論家・加瀬英明氏が語る。
「日韓国交樹立の前年である1964年にソウルに行った時には、新聞に米軍基地周辺での慰安婦募集の広告が堂々と出ていました。本人たちの意に沿わないかたちで米軍慰安婦にさせられた女性が数多くいるとされます」
もちろん、旧日本軍の行ないが元慰安婦たちの「証言」だけで断罪されるべきではないのと同様に、今回訴えを起こした米軍慰安婦の主張がどこまで正しいかは史料をもとに精査されるべきだが、この訴訟は放っておくと支持率が急降下中の朴大統領をさらに悩ませることになる。
(zakzak 7/11)
韓国が慰安婦問題をして世界中で『日本叩き』に熱を上げていますが、韓国自身も「叩けばほこりの出る身」であることが徐々に明らかになってきましたね。
60年前の朝鮮戦争で韓国の危機を救ってくれた国連軍はアメリカ軍が主体ですが、その後在韓米軍として今日まで韓国に駐留することになります。
1961.9.14 東亜日報
その基地村に特定区域を設定して「米軍慰安婦」として韓国政府が直接管理した国家管理売春施設が存在し、そこで働かされた韓国女性たちが今回、韓国政府を相手に国家賠償訴訟を起こしたわけですね。
これに関しては韓国政府が直接管理したという証言や文書は数多く残っており、特に朴クネ大統領の父親である朴チョンヒ元大統領が当時決裁した書類まで出てきている始末です。
洋公主(ヤンコンジュ)と呼ばれた彼女たちの証言にも当時警察署に登録手続きをして次に保健所を通して女性たちを登録、管理し、逃げ出そうとすると警察官や公務員がそれを抑えたとありますから100%の国家管理ですね。
しかし、韓国政府は人権問題であろうがなんであろうが自分たちに不利になる「くさいものには蓋」式に一切を無視してきましたが、慰安婦問題を騒ぎすぎて結果的に“寝ていた子を起こす”ようなことになってしまいました。
オバマ米大統領は4月に訪韓した際、朴大統領の日本批判に調子を合わせて慰安婦問題について「甚だしい人権侵害」と非難してみせましたが、自国の軍隊が同じことをしていたとなれば国際的に赤っ恥をかくことになってしまいますよね。
韓国は“慰安婦問題”を「女性に対する人権侵害問題」として世界中にクローズアップして日本を孤立させ卑しめようとしてきていますが、実は自国においても「国家を挙げて慰安婦施設を管理してきた」ことが明らかになれば“天に向かって吐いてた唾が自分の顔にかかる”ことになってしまいましたね。