交換レンズを買おう
-魅惑のバレルレンズ-
1.はじめに
初めてレンズやカメラを明確に意識したのは小学生の時の運動会だと思う。被写体と距離がある、動体写真が多いので運動会は長く大きいレンズを構えた父親達がチラホラ並ぶ光景が印象に残っていた。
フィルムカメラからデジタルカメラに置き換わりつつあった2000〜2010年辺り、NikonD200に望遠レンズを付けていた祖父にこう尋ねる。
私「その高そう(カメラ)なのだと撮れる写真は違うの?」
祖父「全然違う。試しに撮ってみるか?」
ファインダーを覗かせて貰い、そこに映る被写体の綺麗さに感動したことがあった。
この時はコンパクトデジタルカメラの画質の粗さや液晶画面の見えにくさで小学生ながらに絶望していて、一眼レフと望遠レンズに憧れを持ち始めた記憶がある………。
2.交換レンズ
前回の記事参照↓
さて、前回の記事で2つレンズを軽く紹介した。交換式のカメラ…一眼レフやミラーレス一眼はマウントがあるので目的に応じてレンズを交換、撮影することが出来る。なので一般に交換レンズというと、これらのイメージが強いと思われる。
しかし元よりレンズ交換は大判カメラでも出来ることなので写真表現の幅を広げるためにもレンズを増やしてみようと思う。マウントが無い大判カメラは枠と前板による填外式(はめはずし)、、、レンズボードでレンズを保持する。
ただコレはシャッターの付いた大判レンズの話なので今回は関係ない。
そもそもアンソニー型カメラは最初からシャッターが付いている。
「バレルレンズ(シャッターなし大判レンズ)どう使うか?」
https://vw1303s1974year.seesaa.net/article/201510article_12.html
それでシャッターの無いレンズはバレルレンズ(普通鏡胴)と呼ばれているが、昔は乾板などの感度はとても低かったので早くて正確なレンズシャッターなど要らなかった。なので今回はバレルレンズを適当に探して購入してみる。
3.レンズを買う
とりあえず久々に帝都に赴いてサクッと買ってみたものがこちら。
Carl Zeiss(カールツァイス)社
Tessar(テッサー)50cmF4.5
比較としてNikonD200を置いてみる。少し大きいサイズなのがお分かり頂けるだろうか。この手の暗箱で使うレンズとしては恐らく最大級の大きさを誇るだろう。
手持ちと比べてもサイズは段違いで正に大艦巨砲。当たり前だがこのままだとカメラに装着出来ないので早速レンズボードを作ってみる。
②に続く