四畳半カメラ大系

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自由気ままなカメラブログ
記事はテーマ別にまとめてあるので気になる記事はそこからご覧頂けると幸いです。

5.まさかの続報!

 

去年の春辺りに

「幻のペンタフレックスの正体」

という記事を投稿していたのを皆さん覚えているだろうか?

このカメラについて思わぬ続報が入ったので紹介したい。

 

↓前回の記事参照

 

6.アメリカ製ではない

 

前回の記事ではペンタレフレックスを

1951年頃のアメリカ製二眼レフカメラと紹介しているが、

知人のKさん(主に海外製の二眼レフを集めている人)によると

どうやらアメリカ製ではないらしい。

 

※ここで登場する知人のKさんは

「草塗塵袋買占太郎(くさまみれごみぶくろかいしめたろう)」

とれっきとしたペンネームがありますが長名なのでKさんとします。

 

7.ドイツ製

 

Kさんによると特徴からしてペンタレフレックスの元は

ドイツのKamera Werk C. Richter Tharandt

(カメラ・ヴェルク・リヒター・タラント)社の

Reflekta(レフレクタ) IIだとのこと。

 

(画像はEstyから拾いました)

 

なのでアメリカではなくドイツ製になるが

1950年代のドイツは分断されており、東西で別の国

なっていることを忘れてはいけない。

 

このリヒター社は東ドイツに拠点を置いていたので

正確には東ドイツ製の二眼レフということになる。

 

8.Reflekta(レフレクタ)シリーズ

 

レフレクタⅡは幾つかバリエーションがあるようで、

各部の特徴とシャッター銘(ジュニア)から判断するに

初期型にあたるモデルではないだろうか。

 

またレフレクタシリーズは1950 年にWelta Kamera Werk

(ウェルタ・カメラ・ヴェルク)社とリヒター社が合併、

国営企業としてのVEB Welta-Kamera-Werk社に

引き継がれて生産を継続していたようだ。

 

なのでリヒター社というよりウェルタ社(国営)が製造した

機種だと思われるが、専門外なのでちと分からない。

 

VEB… Volkseigener Betrieb(人民公社、国営企業の一形態)

 

9.ペンタフレックスの正体

 

Kさんによると当時リヒターやウェルタ社はOEMの二眼レフを

数多く出しており、一部の機種を東ドイツ製であることを

伏せてアメリカに輸出していたとのこと。時代だ!

 

OEM…自社の製品を他所のブランド名をつけて販売すること

 

つまりペンタレフレックスの正体はレフレクタⅡの

名前を変えてアメリカ(スターリング・ハワード社)で

販売された二眼レフカメラだったのだ

 

細かい事情は分からないがペンタフレックスは製品価値が

カメラ市場で低かったこと、時代背景が相まった結果

殆ど売れずに幻になってしまったことが推測できる。

 

以上「幻のペンタフレックスの正体(続報)」でした。

 

読んでくれてありがとうね!