英語の学習、間違ってませんか？

こんにちは。TLC for Kids代表、船津です。

アメリカで育つバイリンガルの子どもたち。家庭では日本語、学校では英語を話します。

家庭で英語を教えなくても、どの子も学校に２〜３年通えば自然と「英会話」を身につけます。

英語を流暢に話す我が子を見て、「英語は学校に任せておけば大丈夫だろう」と多くの保護者は思い込んでしまいます。実はこの油断がバイリンガル教育最大の落とし穴なのです。

英会話ができるようになったからと、英語力の発達を学校任せにしていると、だんだん勉強面での遅れが目立つようになり、学力不振に陥るケースが非常に多いのです。

言葉の力には生活言語力（会話力）と学習言語力（読み書き・思考力）があります。

会話力は英語環境に浸ることで（必要に応じて）自然に身につく力であり、子どもの才能や資質や努力とは無関係なのです。

英会話力は日本人がどう頑張っても英語ネイティブにかないません。ネイティブは生まれた時から周囲と英語でコミュニケーションを取り，英語で様々な体験を積み、英語のメディアに囲まれて育つのですから、当たり前ですね。

一方の学習英語力は、読み書きや思考を伴う英語力です。

学習英語力はどれだけ長く英語環境に浸っても自然に身につくことはありません。

親が学習環境を作り、教師が指導し、子ども自身が努力を重ねることで身につけていくものです。

アメリカに来たばかりで、英会話がぎこちない子どもでも、学習英語力を育ててあげれば、学校の授業についていくことができます。新しい環境の中でも自信喪失に陥ることがないのです。

学習英語力については、両親の励ましや本人の努力次第で、英語ネイティブを凌駕するレベルを身につけることが可能です。

私の主催するTLC for Kidsでは、小学５年生で英検１級合格、ハワイのトップ私立学校合格、世界のトップ大学（アイビーリーグ）合格など、英語ネイティブの中でもトップ１％レベルの学力優秀者を多数輩出しています。

その秘密は何かと言うと、学習英語力を徹底的に指導しているからです。具体的には英語の本をストレスなくスラスラ読めるようにしてあげるのです。

学習英語力と聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、やるべきことはそれだけです。

アメリカの学校に通えば英語が話せるようになるのは当たり前です。しかし、アメリカの学校に通っているからといって誰もが学力優秀になるわけではありません。

英語が流暢に話せても「勉強が苦手」という子どもはたくさんいるのです。

この違いはどこから生まれるのかと言えば「学習英語力＝読書力」の差なのです。

ここで質問です！

日本で英語を身につける場合（大人子どもを問わず）どちらの英語力に着目すべきでしょうか？

１）英語環境に浸ることで自然に身につく「生活英語力」

２）教育指導や学習によって習得できる「学習英語力」