フォニックス いつ教えるのがベスト? | 船津徹の「世界標準の子育て」

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こんにちは。
ハワイとロサンゼルスのTLC for Kids塾長、船津です。

ご存知の通りフォニックスは英語の読み書きです。

日本語の「ひらがな五十音」と理解してください。

アメリカの子どもたちは5歳になるとキンダーガーテンでフォニックスを習います。

ちなみにキンダーガーテンは1年間だけ。(遅生まれの子は2年の場合もある)

6歳から小学1年生に上がるのはアメリカも日本も一緒です!

小学校の教科学習や集団生活にスムーズに移行するための準備学年がアメリカのキンダーだと理解してください。

さてアメリカでは誰もが5歳で習い始めるフォニックス。

では日本で英語を勉強している子どもはいつフォニックスを始めるのが良いのでしょうか?

日本では6歳からみんな小学校に通い始めます。

小学校に上がると一般的にフォニックス(だけなく英語力全般)の定着は悪くなります。

学校の勉強、習い事、友だちとの交流などに忙しくなり英語学習の時間が減ることが一つの理由。

さらに、小学生頃になると「英語は日常生活に必要ないこと」に子どもが「気づきます」ので、英語学習に対するモチベーションが下がるのです!

フォニックスというのは「読み書き学習」ですから「学習意欲」が要求されます。

英語に対する学習意欲が減退するのがが小学1年生になる「6歳」というわけです。

実はこれと反対のことが海外では起こります。

アメリカで生活する子どもが現地校(アメリカの学校)に通い始めると、日本語学習へのモチベーションが減退します。。。

現地校で必要なのは「英語力」です。

子どもは毎日「英語で」授業を受けるのです。

当然、学校生活で必要ない「日本語学習」に対するモチベーションは減退します。

子どもの立場になれば当たり前のことですね。

毎日の授業で苦労している「英語」が先で重要度の低い日本語は二の次になります。

話を戻しましょう。

フォニックスを定着させるには1年~2年かかります。

6歳までにフォニックスを定着させるとなると。。。

「3~5歳でフォニックスを始める」のが理想と言えます。

小学校に上がる頃には基本的なフォニックスが身についていることが好ましいです。

小学低学年までに英語を正しい発音で読む能力が身についていれば、それは一生使える能力として定着します。

年齢とともに発音が悪くなったり、英語力が極端に下がる心配がないのです。

小さい頃は流暢な発音で英語を喋っていたのに、年齢が上がると英語が下手になった!という話を聞いたことがありませんか?

これは英語の「音と文字」がリンクしていないことによって起こります。

幼い頃にせっせと英語の「音」をインプットしていても、それが「文字」とリンクしていないと定着しないんです。

英語を一生使える能力として定着させるには「読み書き」の習得が欠かせません。

さらなる問題が「ローマ字」です。

コンピューターの普及に伴い小学校で「ローマ字」を習いますね。

すると英語の文字(アルファベット)が日本語の音とリンクされてしまうのです!

ローマ字というのは「日本語の音」を「英語の文字」で表記する方法です。

フォニックスより先にローマ字を習うと、英語の発音がおかしくなることがあります。

「MATE」を見ると「待て!」「AME」を見ると「アメ」と日本語になっちゃうんです。

というわけでフォニックス学習を始める適齢期は3~5歳。

「もう小学校に通っています!」という方は今すぐ!フォニックスを始めましょう。

フォニックスは10歳くらいまでの子どもの発音向上には有効です。

「家の子はもう11歳です!!英語は手遅れですか?」

いいえ。そんなことはありません。

10歳を越えるとフォニックスは入りづらくなりますが、他に良い方法があります。

それが「サイトワーズです!」

「サイトワーズ」は英語の頻出単語です。

「サイトワーズ」の正しい読み方を覚えれば、流暢な発音で英語が読めるようになります。

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