その際に取り上げることができなかったのですが、2010~12年にトレンドの主力となった「青文字系」に関して、疑問に思う点が何点かあるので、今回はそれに関して。
以前お伝えした通り、青文字系にもいろいろあるのですが、ここでは最大公約数とされる
・リアルクローズ
・モテを求めず、自分らしく着飾ること
・具体的には原宿ストリート系のファッション
・芸能人で言えばきゃりーぱみゅぱみゅがアイコン
を青文字系と定義します。
1. 「自分らしく着飾ること」について
1)モテ追求と自分らしさとは相対するものなのか。
2)結果的に雑誌に載った、ブログに載った誰かのコーディネートを「お手本」にするのであれば、それは自己矛盾ではないか。きゃりーぱみゅぱみゅというアイコンを持った時点でその思想を完全に放棄していないか。
3)そもそも「自分らしく着飾ること」自体が商業宣伝に適した思想なのか。
2. 「モテを求めないこと」について
1)「そこまで積極的には求めない」ということなのか、思いっきり反発して「非モテ」の道を歩むのか。
2)だとしてそれが「原宿ストリート系」という答えに行き着くことになるのか。
3. 上記以外
1)着る服とは外見である以上、そこには何らかの「効果」を求めるものと思われるが、青文字系においてはどのような「効果」を求めるか。
→とんでもなく奇抜で個性的な服を着ることで人目を引くことを「効果」と捉えるならば、それがリアルクローズであると考えるならば、モード服との違いをどう説明するのか。
以上、明確な回答をお持ちの方、ぜひご教授願います!
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ブログ主が思うに、「モテと自分らしさ」を対立軸に乗せてしまっている時点で、「違う」のです。明らかに背伸びした感じであればいずれ化けの皮ははがれる。最近では赤文字系の「JJ」でも「等身大のモテ服」を提案するようになってきている。「等身大」といえば「自分らしさ」とも相通ずるところがあり、青文字系の価値観につながるのですが、決してそれを「モテと相対するもの」とは受け止めていません。むしろ「自分らしさ」を「好感度の高い服」として好意的に捉えていると思われます。
具体的なコーディネートに注目しても、ボーイズライクなアイテムや、ストリート的な要素を含んでいます。つまり、青文字系の中核をなすこういった要素は、決してモテ、男ウケと対立しない。
青文字系の「モテを求めず、自分らしく着飾る原宿ストリート系」とは、実のところ、2000年代半ばの赤文字全盛期のスローガン(?)「エビちゃんをお手本にカワイイコンサバ服でモテよう」に対する極端な反発でそう言っているだけなのかもしれませんね。
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赤文字系と青文字系ではそれぞれが描くキャリアにも違いがあります。赤文字系はコンサバティブで企業への就職、結婚、出産、子育て、復帰というパスが、多少の違いはあるものの、また2誌はこのキャリアパスに沿った系列誌がありませんが、ある程度共通。一方、青文字系は、読者モデルにはOLや主婦が多いものの、その強烈な個性ゆえにバンドであったりプロデューサーであったりと、アーティスティックなキャリアを好む傾向があるようです。もっとも、青文字系の雑誌にキャリアに関する記事はあまり多く載らないんですが…。
考えていくとどんどん深みにハマってしまう領域なので、今回はこの程度で。。。
