いきなりですが、三色団子の色の意味について知っていますか?
諸説ありますが、ピンク=春、緑=夏、白=冬ということで、
「秋がない」、つまり「飽きない」と「商い」を掛けた昔の団子屋さんの粋な計らいが今なお残っているという。
そんな一説を幼馴染がドヤ顔で教えてくれたので、冒頭共有させていただきました。
そろそろ桜が満開を迎える時期になりますね🌸
さて、3月議会での一般質問について です!
今回僕は全部で5点質問しましたが、全部書くとボリュームが増えるので、
この記事ではそのうちの「病児保育の予約について」の質問について書きます。
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「そもそも病児保育とは?」という方もいると思うので、まずそこから説明します。
病児保育とは、その名の通りですが、子供が急な病気やケガをした際に、保育所等に預けることができない時で且つ、親の共働き等で家庭での保育も難しい場合に、市が実施運営を委託している病院や保育施設で預かってもらえるというようなものです。
特に未就学児等は病気にかかることも多いですし、核家族化が増える中で、病児保育の利用も増加傾向にあります。
利用はざっくりとこのような流れです↓
元々は予約の申請は紙で窓口にて手続きしなくてはならなかったのですが、
我が会派の川村議員が一般質問でDX化の提案をしたことで、
令和4年から本市もオンラインで予約が可能となりました。
そして、これによってかなり利用しやすくなりました👍
ですが、ここからが問題提起です!
まず、その問題提起にあたって、前提となる情報を2つ追加します。
①予約確定は病児保育の施設が開所している時間帯に限る
→ 予約を受けて、施設のスタッフが予約状況を確認した上で、
予約完了の連絡を保護者宛に送る、という運用になっている為です。
つまり日曜などの閉所日や、夜に予約した場合は、予約完了が翌開所日となります。
②感染力の高い病気等にかかった児童は「別室保育」となる
別室保育は他の病気にかかった児童と併せて受入は原則不可。
→
そして、この①と②のルールの中で、現状の課題だと考えるケースは
下のイメージのように、別室保育に他児童の先約がある状態で、
閉所時間帯に予約をする場合です。
なお、システム上では空き予約枠数は表示されますが、別室保育の予約状況は表示されません。
仮に予約時に空き枠9人となっていたら、保護者は「利用できるだろう」と心づもりをするでしょうが、上の児童Eのような場合に、利用(予約)できないとなるケースは起こりうるのです。
万が一、利用を予定していた当日に利用不可の連絡を受けた場合、急遽仕事の調整等で保護者には結構な負担がかかります. . .(そして僕も、僕の知人も同様の経験をしました。)
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そこで今回の質問となります。
松)
→別室保育の予約状況も本システム上に表示させるなど、当日の予約不可の事態を軽減させるような改善を図るべきだと考えるが市の見解はどうか?
市)
→事業の特性上、利用を希望する日の朝まで利用の可否が分からなければ、利用する児童や保護者に多大な影響を与えることは、市としても十分に理解しているところでございます。
そこで、例えば、病児保育室の部屋ごとの空き状況など、より詳細な情報をシステム上で表示することによって、保護者が利用の可否を予測しやすくなる等の改善について、今後検討してまいります。
と、改善に向けて、システム業者との交渉含めて検討いただけることになりました👌
あと補足しておくと…
病児保育施設は365日24時間稼働ではないので、当日の利用可否連絡のケースをゼロにすることは現実的には難しいです。それを理解した上で、防げる事態は事前に防ぎましょうという意図で、今回質問(提案)をしています。
「市民サービス向上の為に稼働時間を延長してはどうや」という意見もあるかもしれませんが、
運営してくれている法人(施設)側の目線で見ると、病児保育事業は採算のとれるものではなく、
慈善事業的な側面もあると考えられるため、市としても色々と要求しづらいということもあります。
従って、"施設スタッフの負担が増えないように”、という視点も大事になってきますね。
本件は既にシステム元の会社さんにも相談いただいているようですので、早期の改善を願って引き続き経過を注視していきます!
それでは今日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
松本たかゆき