以前、こんな記事を書いていました。


この記事を書いてから、祖父にちょっとキツめに伝えました、もう運転はダメだと。それで分かってくれたと思っていました。


ところがどっこい!

年末に人づてに聞いたのだけど、祖父はまだ気を付けて乗る!って言ってたようで。親族も積極的に止める様子もない。


これはいかん、どげんかせんといかん!

と言う訳で、今年のお正月に新年早々かなりキツめに話をしてきました。お正月から孫にキツく言われて嫌だっただろう、祖父は涙目だった。


でも、私の熱意が届いたようで、祖父は乗らない宣言をしました。本当に良かった。





さて、車を失った祖父の移動手段は自転車になりました。車のように遠出は出来ないけど、色んな所へ行ってるようです。


ただ、体力も落ちてきているので自転車では限界がある。よしアシスト付きにしよう!

という事で、、、


電動アシスト付き自転車を購入。

些か心配ではあるけど、これでもう少し動けそう。本当気を付けて乗って欲しい。

そして必ず鍵をかけてほしい、すぐ盗まれるからね!田舎の人って、家も車も鍵かけないから心配です。






そんな祖父、亡くなった祖母との思い出の場所に行きたい、車の距離なので連れて行って欲しいと。


と言う訳で、1番自由人な孫の私が連れて行ってきました。

その目的地がこちら!


観光客に大人気の二条城。

我々はタイミングよく並ばずに入れたけど、タイミングが悪いと行列が凄かったです。


 



今回初めて祖父から聞いたのだけれど、、、

遡ること約70年、若かりし頃の祖父と祖母が会っていたのが二条城の櫓のあたりだったそう。

そんな思い出の場所だから、運転出来てた頃は祖母と一緒に来てたんだって。



あの頃は、この辺りまで普通に自転車で入って来られたらしい。

今、この地で何を思い感じたのだろうか。



正直、足が悪い祖父だから散歩しないと思ってましたが、ぐるっとまわる!と言うではないですか。

なので、庭園をぐるっと散歩してきました。



想像してたより広く、気温も高いし、ちょっぴりお疲れモードの私でしたが、元気に歩き回る祖父を見ていると、連れてきて良かったなと思う。


帰りの車内、やはり疲れたのか祖父は寝ていた。一緒に来ていた母親も寝ていた、いやアンタは起きとけよ!(笑)

2人とも、帰りは早かったな!って話してた。寝て起きたら着いてるんだもん、そりゃそうでしょうよ!(笑)



でも、祖父が喜んでくれていて本当に良かった。

祖父から車を取り上げた判断を、私は正しかったと思っているけど、自由を奪った事にはかわりない。


祖父が自由に行けなくなった分、たまには私が足になろう。


あの時、連れて行ってあげれば良かった、なんて後悔はしたくないから。