いつもと全く違う話題になりますが、

私、第3種電気主任技術者資格を取得致しました。

実は今年の上期試験を受験しており、最近合格通知が手元に届きました。

 

何の資格かというと、、、

電気工作物の維持及び運用に関する保安の監督ができる、一応国家資格です。この資格の需要はかなりあるものの、有資格者の高齢化が進んでおり、今後かなりの人手不足が懸念されている資格です。

 

そういった事情もあり、国として有資格者を増やす方向に舵を切っており、4科目全部合格から科目合格を導入したり、年1回の試験を2回にしたりしています。そういった対策もあってか、合格率の推移を見ると、

 

令和2年   9.8%

令和3年   11.5%

令和4年上期 8.3%

令和4年下期 15.7%

令和5年上期 16.6%

 

近年ハッキリと上昇しています。合格点自体は各科目60点程度と変更はないものの、令和5年上期試験は、過去問が非常に多かったと言われています。受験した私もそれは感じました。こういった理由もあり資格の難易度が下がったと言う人もいます

 

ただ、それだけで試験レベルが下がったと言うのは違うと個人的には感じています。私は過去5年分の過去問をやりましたが、今年の試験より高得点が取れた年もあったし、もちろん低かった年もありました。私の能力をものさしとすると、今年が劇的に簡単であったとは判断できません。人生の先輩に聞いてみても、試験勉強は過去問を何年かやって対策した、と言っていますし、どの年であっても過去5年程度過去問をやっておけば、おそらく合格できる資格試験なのだと思っています。

 

合格率上昇の別の要素として、手軽に有益な情報が得られるようになった点です。検索すれば解説も出てきますし、YouTubeにも解説動画が沢山あります。私もYouTubeの解説動画に大変お世話になりました。こういった無料のサポートが増加したことで受験者の試験対策が進んだことも、合格率上昇の一因であると思います。

 

こんなことを言うと批判が来るかもしれませんが、電験は受験資格がないため誰でも受験できます。そのせいか全く勉強していない人も受験していることは明白で、彼らが合格率を下げているだけです。正直な感想として、センター試験で7割取れるような人であれば、合格することは簡単でしょう。

 

難易度はさておき、需要がある資格であることは間違いないので、ご興味ある方は取得してみてはいかがでしょうか。会社によっては取得すると報奨金が出たり、手当が付いたりしますよ。