こんにちは、漕手4年山道一輝です。
気づいたらもうすぐ引退、思い返せば部活ばかりの生活、良くも悪くも楽しい生活でした。
同期も入寮当初の1/3くらいになってしまったけど、なんとか最後まで頑張っている自分を少しだけ誇りに思います。
2021年3月27日
入寮した日を今でも覚えています。
たくさんの荷物と不安を抱えて寮の扉を開けたあの日から今日まで色々な思い出があるので少し話したいと思います。
練習と寮生活がキツすぎた。
入寮して練習も始まり、感じたのはシンプルに「きつすぎだろ」。僕は高校生時代、基本1000mレースしかしたことが無く、大学競技では2000mなのでそもそもの練習内容が高校時代と比べものにならずメニューをこなすのに精一杯、周りに付いてくのでやっとな感じでした。練習に慣れてきたと思ったら今度はシートレース。一年の真夏、8月に1500mを10本くらいシートレースした時はまじできつかったです^_^
大学のきつさを感じた一年生でした。
そんなきつい競技生活でよかった思い出が一つあります。2年生の時の全日本選手権で銀メダルを取れた事です。強豪、名門の人からしたら普通かも知れませんが、全くの無名高校出身で弱かった僕からしたら本当に嬉しかったことなんです。
これを機にボートにより熱が入り、練習に励んだ翌年は0.03秒差で4位、メダルは取れずスポーツの厳しさを痛感しました。今思えばこれもいい経験かも?
下の写真は0.03秒で関西電力さんに負けたやつ。悔しい
練習意外にも寮生活がもっと大変でした。
朝は早く、練習はきつい。学年ごとに振り当てられた仕事を全うする、ご飯作りは自分たちで行い、掃除は丁寧に。高校生の時まで親に頼って生きてた自分は結構慣れるまで苦労しました。
常に先輩に怒られてばかりで気を張り詰めてた結果、スリッパの足音や扉の開ける音で誰が通ってるのか察知できる能力を手に入れました。
朝は4時半起き、アラームは鳴らすと先輩に怒られるので鳴る前に起きて止める。寝不足のなか朝練の前にストレッチをして、インスタのストーリーを見ると他の進路を選んだ高校の同級生の楽しそうな大学生活。羨ましいと何度思ったことか。
ですがそんな寮生活を選択した事は後悔してません。むしろきつい練習や寮生活に耐えたこと、同期や先輩との思い出はこのきつい選択をして3年半やり遂げた僕にしか得られなかった財産だと思ってます。
毎日同じ宿で寝て、同じご飯を食べ、朝練の動画を見直してミーティングしたり、ゲームしたり、遊びに行ったり、大学の課題を協力したりいろんな事が非日常的で楽しかった3年半。
こんな進路を選択させてくれた両親に感謝です。
そんな生活もあと1週間とちょっと。
毎年冬に怪我して離脱、全日本新人の時は新型コロナに感染で欠場、今年は全日本の決勝レース中に熱中症になってぶっ倒れる、さらにお腹を下して1週間トイレが友達に。
いつも肝心な時に何かと体調を崩して周りに迷惑をかけてきた僕ですが、なんとか最後まで漕ぎ切ってこの生活に終止符を打ちたいと思います!
最後にタイトルの1,261は入寮した2021/3/27から引退の2024/9/8までの日数1,261日を表します。
皆さんは1,261日あったら何をしますか?
僕は大学ボート競技をしてきました。
結果はどうであれ、この1,261日をボート競技に励んできた事が自分にとって最高な時間だったのか。
自分でもわかりませんが、答え合わせは来週です。