幼き麒麟は迷い、惑い、戸惑い、悩む。

人として蓬莱で育ち、人として生きた故に、麒麟がなんなのかわからず。

自分は間違っているのではないか、自分は至らないのではないか。

その戸惑いの奥にあるその素質は決して止まらない。

 

 泰麒の、その苦しみの描写がすごくよく。

読み進めつつも、その成長を見守ってしまう。

思っていた以上に、引き込まれる物語だった。

あとがきにあるように、その苦しみはまるで初恋のよう。


 

 

 

 

 

 

  

 

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