大好きな作家の一人である伊坂幸太郎のエッセイ。
エッセイという分野の本は初めてで、ドキドキしながら読書開始。
なかなか知り得ない作品の裏話や著者が好きな作品や音楽の話が出てきて、まるで彼の日記やブログを盗み見ているよう。
結構、平凡な印象を受けるエッセイで、僕は逆にその平凡さ好きです。
印象に残ったエッセイは「魔王が呼吸するまで」と「アメリカンコーヒーゲーム」。
「魔王が呼吸するまで」は彼の作品『魔王』の裏話。
今まで彼がどんな想いで、その作品を作り上げたかも知らず、勝手に読み進めて、勝手に解釈していました。
まぁ、いいですよね。
きっと読書はそういうものです。
作者がどんな想いで作品を作り上げたかとは無関係に読者は作品から影響を受け、感想を抱く。
一方で、裏話を知るってことも読者からしたら、愉快なことです。
個人的には、『魔王』を読書後、このエッセイを読むのがお薦め。
自分の持った感想と作者の想いがどれほど合致しているのか、もしくはどれほど違っているのか比較することができますし。
そして「アメリカンコーヒーゲーム」。
僕は、こんな日常のほのぼのした、誰もが出くわしそうで、それでいてちょっと愉快な出来事が大好きです。
別に特別じゃないけど、特別な出来事。
そのほかにも、きっと苦しみながら書いたであろう“干支エッセイ”など…伊坂さんの作品が好きな方にはお薦めの一冊です。
読んでいると、まるで“伊坂幸太郎”の友達にでもなったかのように感じますよ。
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