若きいさおし
心は
とおく
進む帆
はるかに
太鼓を鳴らせ
荒れ波、よせて
我も、奏すや
港のちぎり
朝、目が覚めると、
昨日の酒が残っていた。
客演で参加している劇団の稽古場が下馬にあり、
帰りは三軒茶屋まで歩くのだが
駅も手前の世田谷通りの居酒屋に寄り道する。
たいがい呑むメンツは一緒だが、前日まで別の本番だったメンバー合流の「歓迎会」という大儀名文もあり、
わりとたくさん集まっていた。
「カンパーイ」とビールジョッキを掲げると
みんなのしゃべるボリュームが異状に高い。これが若さか。
僕のしゃがれた声なんて向かいの席に聞こえない。
今日から参加するゲンタくんは、聞き耳を立てている。
そう
今回の僕の参加する客演だが、メンバーが、みな若い。
何だろう
そのものの熱量が違うのかもしれない。
僕が年長者になるのだ。
隣に座っているのが、代表の堀之内くんだ。
僕らの話を、うんうんと聞いている
彼の描くホンの人物は、
みんな、あたたかい。
そして、どこか寂しさがある。
「水中ランナー」は
劇団メンバーが三人(堀之内良太
山上遊 江島雄基)
あとは、客演を呼んで構成するスタイルで
今回AキャスBキャス含め総勢19人。
堀之内くんは
某有名な事務所系老舗劇団に所属していた。
一ヶ月に一本という超スピードで作る公演を
二年くらい続け多忙な舞台生活をした。
そこから巣立って今回に至るという。
バイトもできず
金にもならず
超多忙に朝から晩まで
芝居しかしない生活。
やっと手に入れた、自由。
たぶん今、
彼らは
やりたいことで
いっぱいなのだ。
そうか
僕は、僕自身のその頃を
思い出したいのかもしれない。
この春に立ち上げたばかりの
初々しい劇団。
この秋、記念すべき二本目の新作に挑む。
こんなモノづくりの現場に参加できるなら
スケジュールを、どうにか空けてでも
出ないわけが、ないだろう。
そうして出演を、決めた。
堀之内くんは向かいの
まっちゃんの話を
じっと聞いている
その冷静な眼差しに、
人好きな何かを、感じる。
それは
彼の描く作品
今回の「紡ぐ舞い」にも
よくあらわれている。
本当の人間嫌いには、
芝居は作れない
どこか人間を、
受け入れているのだ。
いや、堀之内くんは人間を信じているにちがいない。
そんな気がする。
周りのメンバー達の
しゃべくり声の高さとボリュームに
僕はビールを飲みながら
稽古場の熱気を思い出す。
メンバーの中には
有名な俳優や演出の公演に
出ているモノもいる。
芝居を始めたたばかりだというのもいる。初舞台もいる。
この身で
演(や)れる
それぞれの
いろいろ
混ざって
生まれれば
舞台への思いを熱く秘め、
稽古場でそれぞれ
生身をぶつけるのだ。
未熟であることは、可能性だ。
愉しい酒の残った
けだるい身体を起こし
朝の窓を開けて
その向こうの
屋根越しの空を
僕は
大きく吸い込んだ。
若きいさおし
心は
とおく
進む帆
はるかに
太鼓を鳴らせ
荒れ波、よせて
我も、奏すや
港のちぎり
本日も訪問ありがとうございます。
今はもう懐かしい(数日前ですが)三軒茶屋の稽古場だった頃の日記です。
◎写真 下馬の頃
今はフルメンバー揃ってスタジオで稽古していますよ。
先日通し稽古をやったのですが、
いやはや、誠実なお芝居になっております。ハンカチは2・5枚用意してください笑 まじで
もちろん僕も大活躍ですよ。
それから、S.W.A.T!からのDMが届いた方、少し遅れてしまい申し分けありません。僕が次に出る12月の公演のチラシが「出来立てのホヤホヤ」で刷り上がってくると聞き、ギリギリまで
お送りできませんでした。
なので「絵葉書特典」のフォームじゃなく水中の一般で申し込みしちゃったと思っている方!
朗報です!
劇場で言っていただければ、一応DMの住所録は持っていますので確認してお渡ししますね。
備考欄から僕へのメッセージ
…ちゃんと読んでます^_^
ホント嬉しいですよ。
そして
さらに
そして
コメント、メッセージのお返しがおくれてしまい申し分けないです。
遠くからの応援、心遣い。
いつも、ありがとうございますね。
では、また!涼
ハンカチは2・5枚用意してください笑
○ ○
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詳細→ヒューマンコメディです。
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(いよいよ10/30締切まで!)





